山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山槍尾根は今花盛りです 2011年6月9日(木) 

2011年06月10日 | 最近の大山

 札幌の友人(落合君)が単車でやって来た。但し、敦賀港までは船。ここより、京都・大阪に寄って四国に渡り、太平洋岸は室戸岬、足摺岬と巡って佐多岬に足を伸ばして九州をうかがい、徳島市で雨に遭いここに3泊して5月31日(火)、小雨の中松江着。 年に似合わず元気で感心する。我が家で3泊して帰る。本当は、大山の山開きに招待したかったのだが、雨の降らないうちに帰りたいとのことでサッサと帰っていきました。単車で雨の中を走るのは大変気を使うそうです。

 大山山開き。

 数十年来参加してきたが、昨年度は失礼した。我々のグループは、年々参加者が減り高齢化が目立つ。そのため、山には登らず酒ばかり。松明行列に何人かが参加する程度だからあまり健康に良くない。 下山キャンプ場(写真) 山開きには多くの人とテントで賑わいました。大山夏道登山道の道を隔てて反対側にある。夏のキャンプシーズンまで、また静けさを取り戻す。今緑が一杯です。山開きの前日、中ノ原スキー場から宝珠山に登り、下宝珠越えから剣沢に降りてみました。積雪期とは打って変わって非常に歩きつらい。ちょっとした崖を降りると水場に出ます。すぐ上流には雪渓が残り沢の両岸は雪解けの痕が生々しい。しかし、こんな所に山菜を見つけるものです。少しばかりのウドを摘み、上宝珠越えに向かいましたが、途中お腹も空いてきたので中宝珠越えに登り返し、下宝珠から下山。中宝珠越えへは、かって元谷から登ったものですが今は荒れ果てて通行禁止です。反対側の剣沢から登るのは今回が初めて。しばらくは雪渓が残り、切れた辺りから少し登ると宝珠尾根に出ます。下宝珠側へ少し戻ると中宝珠越えの鞍部。途中、サンカヨウの白い花びらが風に揺れていました。

                            この写真は、2011年6月9日の下山キャンプ場です。

                      

                                 下山キャンプ場をのぞいてから3の沢に向かう。

                     

                3の沢入り口は工事中。文殊堂奥の駐車場に車を入れ3の沢にはいる。しばらくは南壁が出迎えてくれる。

 

                                     中央やや左が弥山の頂上です。

        

                             最初で最後の水場。そして、最後の堰堤です。

    

 槍尾根が姿を現しました。雪渓のやや右手に登山道あり。但し、よく注意して歩かないと見失うことがある。これは、崩壊により部分的だが登山道が埋もれたためです。北壁を仰ぐ元谷とはひと味違う。ここには、静寂感があります。

 

                         途中、下山者と出会いました。この日は他に人影を見ません。

    

                  尾根が近くなるに従って花々が目立ち始めます。 イワカガミ マイズルゾウ ツガザクラが目立つ。        

                                

                                

 稜線には、イワカガミの群落が。今を盛りと咲いています。一見の価値あり。もうしばらくは良いと思います。(今日は6月10日)

                            槍尾根の主峰 「槍」をバックに。向こうに2の沢が見えます。

                                   

                              

                              槍の全景です。痩せていますが頂上まで登れますよ。もちろんノーザイルで。

 

                            槍が峰の頂上には、木彫りの烏天狗様が祀られていました。

                     

                                                            

                           シコクハタザオ                        ヤマシャクヤク    

                              

 

 槍尾根までは、駐車場から約2時間30分程度。踏み跡が以外にはっきりしていました。花は、今はイワカガミが主。もう少し早ければサンカヨウを見ることが出来たかもしれない。サンカヨウを今見ようとすれば剣沢下部辺りが良いようです。間もなく本格的な梅雨に入ります。この時期は、ダイセンオオバギボシの大群落を見ることが出来ます。場所は、?????。 梅雨明けともなれば、ユートピア周辺はクガイソウとシモツケソウなどのお花畑になることは有名ですが、ここ槍尾根もまた多くの草花におおわれます。