知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

疑問→仮説→検証

2013年04月02日 | スキルアップ
スキルアップにおいて、一番役立つのが問題解決能力。

その前提として、
 問題を発見する能力
が必要。

今回は、
 国民栄誉賞から考えてみる
ことにします。


 なぜ、この時期に?

国民栄誉賞は、国民栄誉賞表彰規程に基づくものです。
内閣総理大臣が決定できる。

そして、政治利用されやすいという問題があります。

今回は、2人同時。
しかも、活躍した時期よりも大分時間を経過したもの。

人選自体は、あまりクレームはでない。


おそらく、優秀なブレーンが発案し、総理にアドバイスしているはず。

では、優秀なブレーンはなぜこの時期に、国民栄誉賞を発表したのか?


ここからは、仮説。

一つが、政治的に何があるか(目的)?
それによって、もたらされる効果は?

目的は?
考えられるのが、
 4月1日から始まる負担増。
 電気代、小麦粉、油、その他もろもろの負担増。

こういった報道が、4月1日に集中する。

そうなると、
 国民の内閣に対する不満が高まる。

これをうまくかわす必要がある(目的)。


手段。
 別の報道を大々的に行わせる。
 できれば、内閣支持率を上げる方向が望ましい。

別の報道として、大事件を起こすことは難しいので、
 自分たちでコントロールできる報道がベスト。
情報をリークするなどもこの方法。

今回は、
 国民的人気が高い2人に国民栄誉賞を与える
というもの。

それによって、読売系を始め、視聴率確保のためこの報道を何時間も行う(効果)。

現に、4月1日のNHKのニュースでは、
 負担増のニュースが8分程度。国民栄誉賞関連がその後で10分程度。

そのほかのメディアも国民栄誉賞関連のニュースに大幅な時間を割いている。

これによって、負担増のニュースのインパクトが削減されている。

広告代理店が総理や議員にメディア対策のアドバイスしているのは、
 小泉総理辺りから有名となっている
わけです(検証)。

検証しようにも、資料がないので、この程度ですが、
一つの仮説とはなりうると思います。

さらに、反証。
 それではおかしい。

再検証。
 反証に対する検討。

など、思考を磨いていくと、
 問題発見能力、問題解決能力
が磨かれると思います。


ちなみに、
 こういう仮説のトレーニングをしておくと、自分の時に役立つ
ことになります。

自分がミスをしてしまって、会社の立場がまずくなったら、
 それ以上の大きな貢献をアピールする。

ミスのダメージを最小限にとどめることができる。
手品の手法も同じです。

別のところに注意を持っていき、
 その背後でタネを仕込む。

この方法は、いろいろなところで応用ができると思います。
広告代理店の戦略。
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