今更、日本の財政はどうなっているのと思って日本国勢図会〈2010/11年版〉をつらつら読んでいるのだが、とにかく複雑に出来ている。(私の頭が悪いだけか?)
一般会計、特別会計、財政投融資、地方財政、多分最初は意味があってこのような形になったのであろうが、簡単にする努力をせずに、より複雑にしたのは、単に継続性のなれの果てというより、複雑にしておいた方が、何かと都合が良いという意図がモロに出ていると思う。(2003/04年度版の日本国勢図会には、なんと特別会計は、一般会計、特別会計の歳出額の表に出てくるだけ。2010/11年版でも歳出の項目はあるのだが、歳入の明細は無い)
特に、特別会計は2008年の歳出ベースで約 4.4 倍もあり、再差引純計でも一般会計の約 2.2 倍になり、270兆円、GDPが494兆円なので、54%が何らかの形で日本政府が絡んでいる事になる。(但し、171兆円が国債整理基金で、国債の借り換えだと単純に考えると、残りは100兆円となり、特別会計の実質は、17兆円という事になるのだと思うのだが、思いっきり間違っている様な気もする。なぜかと言うと特別会計の年金だけでも76兆円あるので、こんな単純な計算ではないような気がする。(馬鹿丸出しの気分))
但し、イメージ的に経済の54%に日本政府の指紋があると言うのは、やっぱり違和感がある。20%(100/494兆円)は、何と無く納得出来る。
本で理解したい私としては、いろいろ探してみたのだが、『亡国予算』と『特別会計への道案内』位しか見当たらない。(チャンスがあれば読んでみたい)
経済学部などで日本の財政をキチンと研究している所はないのだろうか?
特に特別会計については、事業仕分けとか埋蔵金とかに問題を矮小化したり、個人の頑張りで解明するのではなく、シンクタンクみたいな所で徹底的に暴いてもらいたい物である。
私の好きな歴史経済小説に『大君の通貨』があるのだが、長崎奉行の幕府への為替に関する報告書が、異常に難解である描写がある。実態が分からないようにする事で、お手盛りを隠す手段であったであろうとの推測がしてある。特別会計は、正にそれの現代版の様な気がする。
普通の人が普通に考えて分からない様な財政は、絶対に怪しい所が隠されていると思われる。
一般会計、特別会計、財政投融資、地方財政、多分最初は意味があってこのような形になったのであろうが、簡単にする努力をせずに、より複雑にしたのは、単に継続性のなれの果てというより、複雑にしておいた方が、何かと都合が良いという意図がモロに出ていると思う。(2003/04年度版の日本国勢図会には、なんと特別会計は、一般会計、特別会計の歳出額の表に出てくるだけ。2010/11年版でも歳出の項目はあるのだが、歳入の明細は無い)
特に、特別会計は2008年の歳出ベースで約 4.4 倍もあり、再差引純計でも一般会計の約 2.2 倍になり、270兆円、GDPが494兆円なので、54%が何らかの形で日本政府が絡んでいる事になる。(但し、171兆円が国債整理基金で、国債の借り換えだと単純に考えると、残りは100兆円となり、特別会計の実質は、17兆円という事になるのだと思うのだが、思いっきり間違っている様な気もする。なぜかと言うと特別会計の年金だけでも76兆円あるので、こんな単純な計算ではないような気がする。(馬鹿丸出しの気分))
但し、イメージ的に経済の54%に日本政府の指紋があると言うのは、やっぱり違和感がある。20%(100/494兆円)は、何と無く納得出来る。
本で理解したい私としては、いろいろ探してみたのだが、『亡国予算』と『特別会計への道案内』位しか見当たらない。(チャンスがあれば読んでみたい)
経済学部などで日本の財政をキチンと研究している所はないのだろうか?
特に特別会計については、事業仕分けとか埋蔵金とかに問題を矮小化したり、個人の頑張りで解明するのではなく、シンクタンクみたいな所で徹底的に暴いてもらいたい物である。
私の好きな歴史経済小説に『大君の通貨』があるのだが、長崎奉行の幕府への為替に関する報告書が、異常に難解である描写がある。実態が分からないようにする事で、お手盛りを隠す手段であったであろうとの推測がしてある。特別会計は、正にそれの現代版の様な気がする。
普通の人が普通に考えて分からない様な財政は、絶対に怪しい所が隠されていると思われる。
http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/20080810/p5
下記サイトは、著者・松浦氏とのQ&Aなので、判りやすい:
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/07/post_302.html
いろいろとありがとうございます。じっくり勉強していくしかないようですね。
政府の単純化する為にいろんな物をまず民営化させる所からはじめるのが良いのかもしれませんね。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:AkfCCKTN-EgJ:www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%8D%E9%83%BD%E5%90%88%E3%81%AA%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%80%8D-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E4%BA%98/dp/4532354234+%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%80%80%E4%B8%8D%E9%83%BD%E5%90%88%E3%81%AA%E7%9C%9F%E5%AE%9F&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&source=www.google.co.jp
いつもいろいろありがとうございます。
なにをするにも、最低でもどうなっているか位しりたいのに、意図的に出来ないようにしてるのではないかと思うので、イライラしてます。
一般会計 1 VS 特別会計 4、名目だけ見るとそうなるのですが、エントリーで書いたように、GDP の54%が政府の予算というのは、ちょっと違う様な気がします。では、実質はどうなっていうの?というのが私の最大の関心です。
一方で、国家、地方自治の制度疲労について、仰る通りで、1つの提案として「四国独立」を考えていこうしています。