YS Journal アメリカからの雑感

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階級格差社会、中国、日本、アメリカ

2013-11-20 22:53:16 | 政治の話題
NHK の「クローズアップ現代」で模索する中国を取り上げており、中国の人気作家がインタビューで「階級社会」が生まれ衝突が起きている、とノンビリ語っていた。

中国が難しい時期に来ている事は理解出来る。が、人気作家が海外放送局のインタビューで政府批判が出来る事を考えると、まだら模様ではあれ圧倒的に豊かになった社会を中国共産党は非常に巧妙に運営しているのではないかと思う。

日本は、風土的に社会主義、共産主義を受け入れる土壌がなく、階級闘争を叫んでいた人々も最終的は日和ってしまい、バブルを経た後の閉塞感のなかで格差がそれなりにクローズアップされたりする。

アメリカは、親の収入、学歴、人種などで、統計的にも日本よりも階級格差がある事がハッキリしている。

但し、アメリカも日本も(そして中国も多分)、その壁を突き破る方法がキッチリとあり広く知られている。義務教育終了後真面目に働く、頑張って大学を卒業すれば、階級闘争などしなくても普通に暮らせる様になる。

豊かになった社会で階級闘争を叫ぶものは、それが真摯な善意から出たものであっても、人の産み出した富の上前をはねようとする輩である。

中国は分裂するとずっと思っていたが、共産主義を掲げたまま普通の豊かな国であり続ける可能性は高そうだ。

高級住宅、車、スマホ、海外旅行、ブランド品、人の欲望に際限はないが、最低限の衣食住が確保されれば、暴動も闘争も起きない。多分、中国でも行き倒れる人は皆無であろう。

アメリカ、日本、ヨーロッパ等で時々騒動が起きたりするが、ある種の余興であろう。中国で年何万件ものデモがあるとの報道があるが、命懸けの闘争では無さそうだ。

レベルの差こそあれ、豊かな事は幸せな事だ。

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