上の娘が 4th Grade, 下の娘が Kindergarten (幼稚園年長)で近所の公立 Elementary School に通っているのだが、幸いな事に何の問題も無い。小学校レベルなので、成績がどうのこうのという時期でもなく、個人面談で担任の先生の対応や、行事等でその他の先生や校長先生とも話す事もあるが全般に好印象である。殆どの先生が、この学校での経験が長く、近所で悪い評判も聞いた事が無いので、今のところ安心している。
一方、全米で公立学校の荒廃が激しく、特に都市部では著しい。デトロイト市の公立校は、市制が破綻している事もあり、酷い事になっているらしい。
(うちの娘が通う学校区は、デトロイト市と同じ郡内にありながら、荒廃の問題は今のところないので、公立校の荒廃問題は、都市部特有の貧困問題と結びついていると考えている。都市の貧困問題は、教育、人種、犯罪など全ての問題の温床でもある。)
そんな中で、数年前まではデトロイトとワーストを競い合っていたワシントンDCの改善が著しい。ひとえに、数年前にワシントン市教育監(具体的にどのようなポジションか想像出来ないが、教育委員長みたいなものと理解しているが学区の権限が強いので権限も強いと思われる)に就任した Michelle Rhee の手腕によるものである。
日本では余り話題になってないようなので、日本語の関連記事 1、日本語の関連記事 2を参考に貼付けておく。
ワシントンDCの問題が厳しいだけに、対策も劇薬風にはなるのであるが、自らの教員体験から導き出した方法論には迫力がある。
今、私がアメリカで最も尊敬する人の一人なのだが、その大きな根拠は、自分の子供二人もワシントンDCの公立学校に通わせている事にある。自分の信ずるやり方に嘘偽りが無いという現れだと思う。(子供が親の理想主義の犠牲になる可能性も否定出来ないが)
オバマが大統領に当選した時、娘二人をワシントンDCのどの学校に行かせるかが話題になった。結局、クリントン大統領の娘チェルシーも通ったワシントンDCの名門のプライベート(私立)に通っている。警護の問題等もあり、公立に通わせるのは難しいと思っていたが、オバマ自身も Michelle Rhee の事を以前から高く評価していたので、残念であった。(オバマ夫妻は両方とも、小さいときから名門プライベート出身という影響があるとも思う。)
韓国移民の子供で、オハイオ州トレドの公立学校出身、現在はシングルマザーという背景も凄みがある。荒廃した学校区の立て直しに毅然と挑戦する彼女に、本当に頭が下がる。
一方、全米で公立学校の荒廃が激しく、特に都市部では著しい。デトロイト市の公立校は、市制が破綻している事もあり、酷い事になっているらしい。
(うちの娘が通う学校区は、デトロイト市と同じ郡内にありながら、荒廃の問題は今のところないので、公立校の荒廃問題は、都市部特有の貧困問題と結びついていると考えている。都市の貧困問題は、教育、人種、犯罪など全ての問題の温床でもある。)
そんな中で、数年前まではデトロイトとワーストを競い合っていたワシントンDCの改善が著しい。ひとえに、数年前にワシントン市教育監(具体的にどのようなポジションか想像出来ないが、教育委員長みたいなものと理解しているが学区の権限が強いので権限も強いと思われる)に就任した Michelle Rhee の手腕によるものである。
日本では余り話題になってないようなので、日本語の関連記事 1、日本語の関連記事 2を参考に貼付けておく。
ワシントンDCの問題が厳しいだけに、対策も劇薬風にはなるのであるが、自らの教員体験から導き出した方法論には迫力がある。
今、私がアメリカで最も尊敬する人の一人なのだが、その大きな根拠は、自分の子供二人もワシントンDCの公立学校に通わせている事にある。自分の信ずるやり方に嘘偽りが無いという現れだと思う。(子供が親の理想主義の犠牲になる可能性も否定出来ないが)
オバマが大統領に当選した時、娘二人をワシントンDCのどの学校に行かせるかが話題になった。結局、クリントン大統領の娘チェルシーも通ったワシントンDCの名門のプライベート(私立)に通っている。警護の問題等もあり、公立に通わせるのは難しいと思っていたが、オバマ自身も Michelle Rhee の事を以前から高く評価していたので、残念であった。(オバマ夫妻は両方とも、小さいときから名門プライベート出身という影響があるとも思う。)
韓国移民の子供で、オハイオ州トレドの公立学校出身、現在はシングルマザーという背景も凄みがある。荒廃した学校区の立て直しに毅然と挑戦する彼女に、本当に頭が下がる。
そういった状況なので、地方の教員養成系の国立大学を出た優秀な人材が、再び地元に戻り教壇に立つという、教員採用の歴史が完全に変わり、都市部で教壇に立つのは地方出身者という時代に入りました。
ところが、彼らの採用される大都市の公立は大変です。僕の教え子が、大阪で中学校の英語教師をしているけれど、あまりの荒廃ぶりに、毎朝、折れそうになる心を奮い立たせて通勤しています。午前中は学校に来ないで寝ている子どもを起こしに家に行き授業どころではなく、午後は、学校から抜け出した子どもを捜しに街へ行き授業どころではなく、夜は繁華街で遊んでいる子を連れて帰るために教材研究どころではなく、何のために教師を選んだのか分からなくなりそうになる時があるけれど、「それでも、やめませんよ。」と、笑ってた顔を思い出します。
彼のことを思い出すたびに、やる気のある優秀な教員が潰れてしいそうになる教育行政を改善し、学ぶことの喜びと、教えることの尊さを実感できる教育現場を再び取り戻すことが緊急に必要だと感じます。荒廃して、にっちもさっちも行かなくなる前に手を打たなきゃ。
その意味で、教員の質の向上を図り学校や地域を立て直そうとするMichelle Rheeの改革には大注目です。偉い人やぁ。
家内のいとこが、大阪市で公立小学校の教師をやっていたのですが、現在長期休職中です。配置換えで通勤障害(?出勤しようとすると動悸が出る)がでたようです。(でも、有給で2年も休職出来るのにもビックリ)
今、子供の全部の問題を教師が引き受けざるを得ず、教員の苦労は想像を絶するものだと思います。
自分が大人になって思うのは、大人の方が子供よりストレスに弱いという事です。大人には逃げ場がありません。
今にして思えば、私達が子供の頃は、先生の憂さ晴らし的な指導もあった様に思います。
教師もストレスを発散出来る位、生徒を指導する事があってもよいのではないかともいますが、やったら終わりでしょうね。
みんなストレスを溜めているので、社会が荒廃しているのでしょう。
娘の入学金は4月8日に稼いで下さい。神頼み(仏頼み)という事で。
tetsuも頑張れ
いつも私のブログに暖かいコメントを有難うございます。
実はMichelle RheeさんがやっていたTeach For Americaというプログラムを研究していた日本人の話を聞いたこともあり、興味を持って読みました。
その彼は日本で同様のプログラムを導入しようとしているようです。
私は、日本がアメリカのような意味での荒廃した教育問題を抱えてるわけでは無いため、(スラムでろくな先生が来ないため、教育レベルが圧倒的に低い、というのが様々な学校で起きてるなど)
正直、目的も課題意識もなく「アメリカのプログラムをそのまま導入しよう」というその人の姿勢には私は大反対だったのですが、その前のコメントを見ると今や日本も大分ヒドイ状況になっていて、Teach For Americaのような試みが生きるようになってるのかもしれません。
Michelle Leeは本当に素晴らしいですね。
こういう方が世の中を変えていくんですね。
それにしても39歳とは知りませんでした。
自分が39歳になったとき、こんな風になれるだろうか、と思わず自問自答します。
こちらこそいつもコメントやらコメントの回答やらありがとうございます。暖かいというより、おちゃらけ系ですみません。起業や英語でみんな熱くなるのは分かるのですが、煮詰まり過ぎです。
最初のコメントは古くからの友人で教師をやっており、感性が近い(Tetsu 嫌がるかなー?)ので、彼からの教育の事や田舎の情報はとても大事にしてます。
別エントリーを準備しているのであすが、教育現場、地方では想像を超えた事が起きている様です。
Lilacさんが自問自答するのは、少し以外でいたが、そういう気持があるからこそ、やれると思います。39歳でと未来形で語れるのは羨ましい。
そんな年を軽々超えたい今、出来損ないの私も、自分の子供とか、親戚とか、近所の人とか、友達とかにちょっとだけでもポジティブなインパクトを与える事を心がけて生きる日々です。
無理する事ないけど、皆頑張れと。鼻の奥が熱くなってしまいました。
次エントリ拝見しました。(そちらに書けと思われるかもしれませんが)
なるほど!と思いました-実際にはここまでうまく行ってないケースもある、というのが高校卒業したばかりでボストンの大学に来ている日本人学生から聞いた感想ですが、
やっている先生はやっているのだな、と思います。
またうちのブログでご紹介させていただければと思います。
こちらこそ、本当にたまたま、ブログを通じてYSJournalさんのようなすてきな方とお知り合いになれてよかったなぁと思います。
これからもよろしくお願いします。
最近私はTwitterにはまっていますが、YSJournalさんもやりませんか?
結構楽しいですよ。
ゴズベロチーノ・テッチーノは、絶対に良い先生です。習った事無いですけど、自信があります。一連のエントリーは、彼のお陰なので、是非紹介してやって下さい。(本の宣伝も、飲み代がかかってます。)
地方の教員としては珍しく、東京の大学へ行った事が、バランスが良い、ユニークな視点を与えていると思います。(奥さんが大学の同級生である影響も無視出来ず)
Lilacさんの優しい言葉で、今日一日幸せな気分でした。(ひょっとするともっと賞味期限長いかも)ブログで出会ったのが幸いだったかも。ロンパールームのエントリーで告白した様に、有名人(Lilacさんは私にとっては立派な有名人です)と会うと距離感が取れなくなってしまうので、街で出会っているとトンでもない事になっているかも。
Twitterは、取り敢えず、考えておりません。ブラックベリー使っているのですが、Text さえ使ってないので、絶望的です。
こちらこそ、今後とも宜しく。