YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

ほめる文化の功罪

2015-01-05 00:23:50 | 教育
アメリカ流のほめて育てるやり方は、大半の子供たちにとっては、叱って育てるよりは効果が高いと思う。

豚もおだてりゃ木に登るで、能力以上の結果が出る事がある。しかし、キチンと叱られた事がないと、人としてのバランスが悪くなり、大人になって厳しい状況に置かれると言い訳ばかりのになる可能性が高い。特に、頭が良く、成績も良く、素行も良い子はスポイルされること間違い無しだ。

この様なひ弱な輩が、政治の世界に入ったりすると大変なことになる。結果とか、効率とかではなく、言葉で捏ね回すだけの仕事をするのだ。特に、リベラルのイディオロギーに毒されていると目も当てられない。オバマ政権に群がったのはこんな輩ばかりだ。

学校を出て、政府機関とかで働いたりして、オバマ政権で実力以上のポジションを得たのは良いが、空虚な発言を繰り返すだけだ。典型的な例がこの人。(てんぱった顔 (9-7-2014))

最近の大学教育はこの手の輩を大量生産しているが、オバマ政権が終わると過剰になるだろう。高学歴リベラルの食い詰め浪人の大量発生だ。この人たちは、そうなったら、そうなったで、コミュニティーオーガナイザーとかインテリ穀潰しになるのだ。

親の圧倒的な権限で、子供を厳しく叱る事は絶対に必要だ。(私は、体罰について、特に男の子へは、肯定的である)子供は5歳頃までは、ある意味動物と同じだと思う。

一番肝心なのはバランスであり、現代で子供に厳しく接せるのは親しかいないので、重要な役割として感情的にならずにやるしかないと覚悟している。

褒めてばかりの育て方は、甘いばかりの料理の様なものだ。ほんの少し塩味が無ければ料理は耐えれないものになる。子育てもそんなものではないか。

教育論は難しい。我が家でも意見が一致しているわけではないし、私が叱った事が、トラウマになる可能性だってある(娘は怒られたとしか思っていない様子)。でも、頭の良さを無駄遣いしている可哀想な人々を見ると、親の教育が透けて見える気がしてならない。

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3 コメント

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Unknown (ota416)
2015-01-06 12:48:24
こんにちは、
社内パワハラの分析をしていると、この「シカるとホメる」問題に到達することがあります。教育のつもりで𠮟ると、いじめられたと感じる場合があるからです。
一般に、「叱る」は「ほめる」より3倍の効果があるとされますが、ただし、気分がネガティブ方向に向いてしまいます。前向きの気持ちに戻すためには、3回ほめなければならないのですが、そもそも3回続けてホメることがあるような人間を叱ること自体がおかしな話なので、結局は叱りもしないしホメもしないというようなことが正解なのかもしれません。どうもアドラー心理学というのが、そういう事態に対応しているようなので、読んでみようかと思案中。
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Unknown (ota416)
2015-01-06 12:51:03
上の投稿中、文字化けしてしまった部分、
「𠮟」ですが、「しか」です。
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アドラー心理学 (ysjournal)
2015-01-06 22:00:13
ota416様、コメントありがとうございます。心理学については知識が皆無なので、なんとも歯がゆいのですが、社会学的なレンズと生物学的なレンズで大きく解釈が違い、研究者の個人的な体験が理論に反映されている感じがしてます。

人間、特に子供は不完全なので、叱る事は必要だと思います。その基準が問題ではないかと思います。(ほめる場合も同様)ほめる場合は技巧的な事、成績とかが対象になりやすいので、相手の気持ちはよくなりますが、人生にとっては余り影響がありません。

叱る場合は、(私の場合は)原理原則からの逸脱を取り上げる様に意識しております。してはならない事への忠告は厳しくあるべきだとの考えです。

子育てと職場は違うので、一概に論じる事は出来ませんが、叱った時は、理由を説明するようにしてます。(子供は(そして私も)感情的になっているので、キチンと聞いてませんが、私の言葉をどこかで思い出すときがあるかもしれないという淡い期待でやってます)
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