暘州通信

日本の山車

00406 広木祇園祭

2007年05月20日 | 日本の山車
00406 広木祇園祭
埼玉県児玉郡美里町広木
八坂神社
□祭は7月下旬。
屋臺一臺を曳く。
□汎論
当初建造された屋臺は世良田に見られる型で瓜小屋屋臺とよばれていたというが、現存しない。駒衣屋臺に似た型だったようである。
現在曳かれる屋臺は、屋根は唐破風。柱は六本、前部の四本は角柱で後部柱は紅白の幕を巻く。軒には軒支輪を廻し水引幕を吊る。
中柱には障子を立て前後を仕切る。前部は舞臺、後部は楽屋になり囃子の演奏をする。
この屋臺の特徴として、二重勾欄があげられる。内、外いずれも素木造りとなっている。富山県高岡市、新潟県村上市には二層上臺の本座を二重勾欄にした型がみられるが、埼玉県では、旧児玉町鍛冶町屋臺と、この広木屋臺だけではないだろうか。秩父市本町の屋臺ももとは二重勾欄だったがその後の改修で旧態は残らない。
□問い合わせ
美里町観光協会
電話073-495-2188


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