◆30028 お正月の神迎え

◆30028　お正月の神迎え
　お正月には、「門松」をたてて、豊作、豊漁また、福や富授けてくださる「歳徳神」を迎える。青竹三本を節で、一文字あるいは斜めに削ぎ、松、梅、笹などであしらう。基部は藁で菰状に巻く。この形は俵に見立てたもので、全体としては蓬莱島を象どっている。この門松の形式は近年は定型化してきている。
　しかし、江戸時代以前には長い竹一本を立てる門松が普通であったようである。たなばたの竹飾に似ている。
　屋内の床の間に三宝をおき、二つの花活けに一尺から二尺（約三〇センチから六〇センチ位）の枝つきの若松をたて、お神酒すずに酒を満たし、神撰をそなえて、家族一同が身を清め正装し礼拝して歳徳神を迎える風習も行われたらしい。江戸時代に描かれていて与謝蕪村をはじめとする軸装の絵画に見られる。
　近年は簡略されてきているが、家の門には若松を奉書でつつみ、水引をかけ、玄関口にはあたらしい注連縄がかけられる。注連縄の形は地方的な差異がある。
　元旦からおよそ二週間後の小正月ころには、各家庭の門松は、一箇所に集めて焼却し、歳徳神を送る神送りの儀式が行われる。左義長（さぎちょう）で、とんど焼き、とんど等と呼ばれる。門松をはじめ、古いおふだや正月用品を焼くのは、残しておいて不敬にならないようにする、浄めのためである。
　歳徳神の「神迎え、神送り」は、神事または民俗行事である。ときに、神送りには神社が関与することがあるが、神社に関わりなく行われる。たなばたも、同じように民間伝承である。このような祭祀形態は神社制度が成立する以前の古い民間伝承であり、神社にが祀られるようになる以前の信仰が脈々と伝承されているといえる。
「神を迎え、神を送る」祭祀形態から、山車を曳く思想が生まれてきた。
　
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑（ひとりしずか）と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
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http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
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◇七草粥
2010/1/7(木) 午後 10:34
... 歳徳神（としとくじん）とは、その年の福徳を司る神をいい、 　　　この神の在る方角を ... 「正月七日の祝い」として、 　　　この日門松や松飾をとる地方もあり、「ななくさ ... ところで、正月によく神社でおみくじを引きますよネ。　 　　　「大吉 ...
　http://blogs.yahoo.co.jp/naojyi/30872993.html

◇今日も元気に快調なスタート(^O^)／
2010/1/1(金) 午前 11:40
... 最も大切な年　　中行事であるお正月は、元日に門松で年神様を迎え、井戸から若水を汲んで供え ... 【初詣】 　　年が明けてから、初めて神社仏閣に参拝すること。 氏神様やその年の恵方に当る ... その年の福徳を司る神「歳徳神」の所在　　する方角のことで ...
　http://blogs.yahoo.co.jp/mikorinn1016/30812722.html

◇睦月の花言葉　１．１
2010/1/1(金) 午前 5:13
... 勇敢 縁起のよい植物として、門松など正月の飾りの主役になっている。四季を通して変わらぬ緑から ... 初詣 年が明けてから、初めて神社仏閣に参拝すること。 氏神様やその年の恵方に ... その年の福徳を司る神「歳徳神[さいとくじん]」の所在する方角のことで ...
　http://blogs.yahoo.co.jp/yumehime01/42517035.html

門松（かどまつ）
2009/12/30(水) 午後 9:08
... 山から歳神様（歳徳神）を家に迎えるという説もある 　 早いところで ... 左義長で門松を焼くので、それに合わせて仕舞う 左義長は1月15日の小正月が多いが、地域や神社によって異なる 　 　 起源説等 　 新年に松を家に持ち帰る習慣は平安時代に始まり ...
　http://blogs.yahoo.co.jp/mkasuyaxp/51511559.html

門松の由来
2009/12/27(日) 午前 0:17
... これで、山から歳神様（歳徳神）を家に迎えるという説もある。 ... 左義長で門松を焼くので、それに合わせて仕舞う。左義長は1月15日の小正月が多いが、地域や神社によって異なる）　　　　 「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」の歌は一休の作 ...
　http://blogs.yahoo.co.jp/omoya1137/30616699.html