◆32005 ドルメンの形態
これは仮説である。
世界に分布するドルメン(支石墓)は、およそ紀元前四〇〇〇年から紀元前二〇〇〇年頃にかけて展開した巨石文明と推定される。その範囲が広範であるため、その形態にも大小の差異がある。ここでその形態をおおまかに分類すると、
①基本形
基柱はまっすぐに立ち、傾斜柱は傾いて立ち、その上に覆石(ふくせき)、笠石(りゅうせき、かさいし)、蓋石(がいせき、ふたいし)などとよばれる石が上に乗るものを基本形とする。
②斜形蓋石形
基柱はまっすぐにたち、傾斜柱は傾き、蓋石が傾斜するもの。これには、後世の地形変動による基石の沈降等もあろうが、類例が見られるので構築当初から傾斜していたと考える方が自然である。
③直立柱形
基柱、斜柱がいずれも直立するもの。いわゆる卓子状になり、テーブル・ストーンと呼ばれる形。
④直立長柱形(直立長脚形)
基柱、斜柱がいずれも長く、三石で構成される空間が広い形。
⑤短柱形(柱枕形)
基柱、斜柱がいずれも短く、三石で構成される空間が狭い形。
⑥環状列石形
ドルメン(支石墓)を連結して環状とするもの。イギリス、ソールズベリーのストーン・ヘンジはこれに当たるのではないだろうか。
⑦直接列石形
ドルメン(支石墓)を連結して隧道状とするもの。
⑧覆土形
ドルメン(支石墓)のうえを土で覆うもの。横穴式で、羨道、玄室のある日本の古墳は、これに当たると推定する。
⑨前記①乃至⑧に該当しないもの。
これは仮説である。
世界に分布するドルメン(支石墓)は、およそ紀元前四〇〇〇年から紀元前二〇〇〇年頃にかけて展開した巨石文明と推定される。その範囲が広範であるため、その形態にも大小の差異がある。ここでその形態をおおまかに分類すると、
①基本形
基柱はまっすぐに立ち、傾斜柱は傾いて立ち、その上に覆石(ふくせき)、笠石(りゅうせき、かさいし)、蓋石(がいせき、ふたいし)などとよばれる石が上に乗るものを基本形とする。
②斜形蓋石形
基柱はまっすぐにたち、傾斜柱は傾き、蓋石が傾斜するもの。これには、後世の地形変動による基石の沈降等もあろうが、類例が見られるので構築当初から傾斜していたと考える方が自然である。
③直立柱形
基柱、斜柱がいずれも直立するもの。いわゆる卓子状になり、テーブル・ストーンと呼ばれる形。
④直立長柱形(直立長脚形)
基柱、斜柱がいずれも長く、三石で構成される空間が広い形。
⑤短柱形(柱枕形)
基柱、斜柱がいずれも短く、三石で構成される空間が狭い形。
⑥環状列石形
ドルメン(支石墓)を連結して環状とするもの。イギリス、ソールズベリーのストーン・ヘンジはこれに当たるのではないだろうか。
⑦直接列石形
ドルメン(支石墓)を連結して隧道状とするもの。
⑧覆土形
ドルメン(支石墓)のうえを土で覆うもの。横穴式で、羨道、玄室のある日本の古墳は、これに当たると推定する。
⑨前記①乃至⑧に該当しないもの。
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