暘州通信

日本の山車

01046 矢部八朔祭

2008年06月15日 | 日本の山車
01046 矢部八朔祭
熊本県上益城郡山都町(旧矢部町)
□祭は九月上旬。
作り物の大山車を曳く。

□汎論
各町内が田の神に感謝して、竹、薄などを使った巨大な作物をつくり大山車にのせて曳く。
中世時代、阿蘇氏の支配下にあり、承暦年間に大宮司、鎌倉期にはその支配が小国、矢部にも及んだ。旧矢部町浜町には承元元年(一二〇七)頃、大宮司の「浜の館」が置かれたが、天正十四年(一五八六)薩摩の島津氏の侵攻により浜の館は破壊された。
天正十五年には、越中立山超え、黒百合伝説で知られる佐々成政が肥後の支配下になっている。
当地の近隣には見事なアーチ型の石橋が見られる。皇居の二重橋もこの地方の石工の手になるという。通潤橋もそのひとつで、水を通すこの橋の完成で、いまも百町歩(約百ヘクタール)の農地を潤している。

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