暘州通信

日本の山車

02235 御坊祭

2008年06月08日 | 日本の山車
02235 御坊祭
御坊市薗642
小竹八幡神社
□祭神
小竹大神 地主神(大己貴の命?)
譽田別命 応神天皇
息長足姫命 神功皇后
合祀
天之児屋根之命
春日神社主神
紀道成卿夫婦

□祭は十月上旬
屋臺を曳く。

□山車
・上組
・中組
・下組
・浜ノ瀬組
・名屋組
・東薗組
・紀小竹組
・島組 休止中
・春日組 休止中

□汎論
人を見るなら御坊祭
屋臺見るなら高山祭
といわれ、ともに祭には人出が多いことで知られる。
「日本書紀の巻第九 神功皇后摂政元年二月条」に、忍熊王、また軍を引きて、菟道に到りて戦す。皇后南紀伊国に参りまして、太子日高に会ひぬ。群臣と議り、遂に忍熊王を攻めむとして、さらに小竹に遷る。とあって、神功皇后が小竹を訪れた記述がある。
旧地には、塚祝(はふりづか)があり、折口信夫・釈迢空の歌碑、

  雪降りて昏るゝ光の遠じろに小竹の祝の墓どころ見ゆ

が立つ。
小竹八幡神社は、延宝七年(一六七九)に徳川頼宣侯の別館のあった薗御殿跡である現在の地に遷った。しかし土地神である小竹大神は元宮にとどまり、小竹大神と八幡宮は一時分祀している。現在は一緒に祀られるが、「園村小竹八幡宮縁起俗解「」に、「地主神小竹大神とは大己貴の命…」とあり、古くは当地が大国主の命によって開かれたことをうかがわせる。相当の大社だったようで、往古は、一の鳥居が二十町あまりも南東の北塩屋浦矢熊鼻にあり、末社四十九社、経堂一ヶ所があったとある。旧地は「元宮、元八幡」とよばれている。
祭が終わると「けほん踊」、「雀踊」が踊られる。けほん踊は、和歌山県指定無形民俗文化財、国の選択芸能に指定される。雀踊りは、御坊市指定民俗文化財である。


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