暘州通信

日本の山車

00150 広井梵天祭

2009年03月13日 | 日本の山車
00150 広井梵天祭

愛知県名古屋市中区
広井八幡宮
□祭神
オウジンテンノウ 応神天皇
ジングウコウゴウ 神功皇后
ヒメオオカミ 姫大神

□祭

□汎論
広井八幡宮は、清和天皇、貞観元年(八五九)に宇佐八幡宮より勧請したと伝える。同じ年に京都府の岩清水八幡宮も分祀されている。
 広井八幡宮は別名を泥江県神社(ひじえあがたじんじゃ)ともいい社前に泥江県神社の社号石もたてれれている。
名古屋開府以前すでにこの地に祀られ、八町四方といわれる広大な境内があった。
祭の神幸さきは材木町の白山社であり、広井八幡宮が古代尾張の開墾にあたったと推定される白山比を崇敬していたと思われる。
祭神に三女神の名があるが、
三女神は宗像大社の祭神である湍津姫命、田心姫命、市杵島姫命を想定させるがおそらく誤りであろう。宇佐八幡宮の祭神に正体不明の姫大神がある。この姫大神であろう。
加賀白山は岐阜県高鷲の長滝に白山宮と馬場があり長滝白山宮では新年に古式の延年が行われ花奪い祭が挙行される。
さらに美濃には洲原神社が白山の遥拝所となっていて、古来尾張、美濃は加賀白山・白山比(菊理媛)にたいする篤い信仰があったことが窺われる。
山車が曳かれるようになった時期は不詳であるが、延宝四年(一六七六)ころからは山車も出ていたのではないかと推定されている。享保九年(一七二四)の火災で山車を焼失し、以後しばらく傘鉾がでている。
『尾張名所図会』にその笠鉾の図が掲載されており、花車、仙人の費長房とおもわれるもの、蜃気をはく蛤、魚籠を持った恵比寿、将棋盤上の瓢箪から駒のでるものなどが見られる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿