暘州通信

日本の山車

◆00750 厳島神社管絃祭

2009年11月24日 | 日本の山車
◆00750 厳島神社管絃祭
広島県廿日市宮島町
厳島神社
□祭神
タゴリヒメノミコ 田心姫命
タギツヒメノミコト 湍津姫命
イチキシマヒメノミコト 市杵島姫命
□祭は六月中旬。
管絃祭
□汎論
 安芸の宮島は、海に立つ象徴的な朱の鳥居、回廊をともなう美しい社殿、わが国屈指の美観を呈しており、京都府宮津市の天橋立(あまのはしだて)、宮城県松島の松島とともに日本三景のひとつに数えられ、平氏から納められた平家納経ほか数多の文化財を伝える祭神は福岡県の宗像大社に祀られる宗像三女神、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)である。
。安芸の宮島、厳島神社の創祀は社伝によると推古元年(五九三)、佐伯鞍職(さえきくらもと)が社殿を建立したとされる。
 創祀時の由緒が判然としないが、創祀はおそらくさらに古いであろう。
 大同元年(八〇六)には弘法大師(空海)が、唐からの帰途弥山を開いている。永暦元年(一一六〇)八月、平清盛が参詣し、四年後の長寛二年九月「平家納経」が奉納され、安元二年(一一七六)十月には平清盛、時子、中宮徳子(建礼門院)、平重盛らが社参し、千僧供養を行うとともに一門の繁栄を祈願したが。そのわずか九年後の文治元年(一一八五)に、平家は壇ノ浦に滅亡した。
 厳島の管絃祭は、平清盛が宮廷貴族の「管絃遊び」を宮島に伝えたとされ、三管の笙(しょう)、笳(ひちりき)、三鼓の鞨鼓(かっこ)、鉦鼓(しょうこ)、三絃の倭琴(わごん)、琵琶(びわ)箏(こと)などを用いた演奏が行われる。
 六月中旬の発輦祭(はつれんさい)にはじまり、海上渡御がおこなわれるが、あかあかと雪洞(ぼんぼり)堤燈に火がはいり、管弦の音がひびく。優雅な神事である。
 御座船は、かつてはが六丁の櫓で漕ぐ一艘だったが、元禄十四年の神事の際、暴風雨に見舞われ、それ以来、この危難を救済した来阿賀と江波の両村が管絃船を曳航するようになった。阿賀の船は鯛網船で六丁の櫓を用い、江波は伝馬船で、十四丁の櫂を備えた伝馬船となっていていまもその伝統を受け継いでいる。
宮島の管弦祭は、大阪天満の天神祭、島根県松江市のホーランエンヤとともに日本三大神事に数えられる。
□参考
福井県敦賀市金崎宮(かねがさきぐう)でも管絃祭が行われる。

□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/

◇厳島神社の「大鳥居」
2009/11/6(金) 午後 10:53
... 「厳島神社」は、推古天皇元年、593年の創建と伝えられ、古い歴史があります。 のちに、平清盛が1146年、安芸守となり、平家の氏神として社殿を現在の姿に造営しました。 ... 毎年旧暦6月17日に行われる「管絃祭」で御座船や阿賀・江波の曳船がここで ...  http://blogs.yahoo.co.jp/sato21bbc/3076387.html

◇ホーランエンヤ
2009/5/16(土) 午後 9:57
... 大阪の天神祭と広島・宮島の管絃祭と共に、日本三大船神事とさ ... 「宝来遠弥」とも書かれ五穀豊穣の意味がある 慶安元年(1648)、出雲の国が大凶作の危機に見舞われた。 これに心を痛めた松江・松平家初代藩主松平直政公が、当時効験の誉れが ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/maruru1005/48223912.html

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