暘州通信

日本の山車

◆05974 大理神社 更新

2014年03月21日 | 日本の山車
◆05974 大理神社 更新
更新
□社名 大理神社(だいりじんじゃ)
□所在地 長野県諏訪郡富士見町落合字沢良平
□祭神
□祭
□山車
山車の呼称、形態は、御柱。
□汎論
 【大理神社】の創祀は、社記に寄れば元禄十五年(一七〇二)と伝わるが、詳細は不明。古くは瀬沢新田の鎮守だった。社号は京都の白川殿の命名と伝わる。本社は、【大和國添上郡宇奈大理社】とあるが、奈良県には【宇奈大理社】に該当する神社はなく、同じ地に、延喜式神名帳記載の【宇奈太理坐高御魂神社・うなたりにいますたかみむすびじんじゃ】があり、
祭神は、
タカミムスビノミコト 高御魂尊(『古事記』では高御産巣日神、『日本書紀』では高皇産霊尊)
アメノフトダマノ ミコト 天太玉命
オモイカネノミコト 思兼命
である。
 本社との関係は不明とされるが、大理神社が、宇奈太理坐高御魂神社の末社であるなら、【太理】を【大理】と誤ったと推察される。その訓みは、「だいりじんじゃ」ではなく、「たりじんじゃ」ということになるのではないだろうか。
 日本神話では、アメノミナカヌシノカミ(天御中主神)、カミムスビノカミ(神産巣日神)、タカミムスビ(高御産巣日神)は造化の三神とされる。
【カミムスビノカミ】の表記は【『古事記』では産巣日神、『日本書紀』では産霊尊】ということになろうが、神皇産霊尊を『出雲国風土記』では【神魂命】と記載しており、この表記は大和朝廷成立以前すでに【出雲系神統譜】で成立していた古名と推察される。大和國の宇奈太理坐高御魂神社の祭神である【高御魂尊】とは、『古事記』、『日本書紀』より以前の古神名表記と考えられる。オモイカネノミコ(思兼命)は、タカミムスビノミコトの子とされる。
 富士見町には、諏訪神定住以前から高御魂尊を祖神とする氏族が居住していたことになるのではないだろうか。
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