暘州通信

日本の山車

◆02366 鷲神社祭 更新

2012年08月06日 | 日本の山車
◆02366 鷲神社祭 更新
□社名 鷲神社
□所在地 栃木県下都賀郡岩舟町鷲巣
□祭神
アメノヒワシノミコト 天日鷲命
ウケモチノカミ 保食神
サルタヒコノカミ 猿田彦神
オオヤマツミノミコト 大山祗命
イチキシマヒメノミコト 市杵島姫命
□祭は十二月上旬。
□山車
山車の形態(呼称)
山車が曳かれていたとの伝承がある。
□汎論
 鷲神社の創祀は不明。祭神のアメノヒワシノミコト(天日鷲命)は、『古語拾遺』に、「太玉命(フトダマノミコト)に従う四柱の一神」とあり、また、『日本書紀』の記述には、「粟の國の忌部の遠祖天日鷲命の作る木綿を用い……」とあって、遠祖は忌部につながる。上総國、下総國(千葉県)、から武蔵國では埼玉県にしばしば祭祀が見られ、阿波國(徳島県)から千葉県に移った【阿波忌部氏】が祖神として祀ったと推定される。サルタヒコノカミ(猿田彦神)はおそらくアメノヒワシノミコトとともに待つられたと考えられるが、出雲系稲荷神であるウケモチノカミ(保食神)、三島神のオオヤマツミノミコト(大山祗命)、宗像神では三女神 の一神であるイチキシマヒメノミコト(市杵島姫命)のみが祀られている。これらの祭神が創祀時より祀られていたかどうかは不明であるが、その由緒と関わりには深い関わりがありそうである。岩舟の名称は、古代祭祀の磐坐、磐舟の連想があり、さらに阿波忌部氏につながる古い歴史がありそうである。
 祭には【七樂】の奉納がある。