暘州通信

日本の山車

●687 フェロシルトの行方

2006年04月21日 | 行政・司法問題
■ハラナ・タカマサさん、てらまちさん。コメントありがとうございます。■情報提供者さんありがとうございます。
■ここまでの一人閑の見解を記述しますのでご批判ください。
■フェロシルトの行方が怪しくなってきた。
■市民団体や地元有志者ら熱心な働きかけは、全量撤去にまでこぎつけ、ようやく解決の目処もついたかに思われよろこんだのだが……。■残念ながら、その後搬出作業に遅れが出てきた。
■遅れの最大原因は受入先の確保が困難なのと処理能力の不足にあるという。
■100万トンともいわれるフェロシルト類(混合泥土)は、10トン積みダンプカーに換算すると延べ10万台が行き交うことになる。一日1000台とすれば100日はかかる計算だ。■搬出経路にあたる沿線は否応無しに関わりがでてくる。交通渋滞・事故・粉塵の飛散など。路線の安全性には疑問の声がある。
■加えて前記の受入先が十分確保されていない。つまり物理的に充分な回収条件が満たされていないのだ。
■こんどそれに加えて瀬戸市の幡中地区には200-300万トンとも推定される膨大な量のフェロシルトが埋設されていると報道された。
■フェロシルトの埋設量は時間の経過とともにその量が増えつつある。
■正確に把握しているわけではないが、推定総量は500万トンをくだらないのではないか?
■現在報じらている100万トンの実に5倍以上の量である。
■いまでも遅れている搬出作業に加えてフェロシルトの行方・無害化処理はどうなるのか?
■どうみても、最低現行処理能力の10から20倍に増強した処理施設と回収したフェロシルト類の仮置場がいるであろう。
■その確保ができなければ、無害化処理はかぎりなく延引する、某説では数年かかるとまで言われている。
■仮に施設を新設するにしても、敷地の決定、施設の新設あるいは増強計画、資金の調達
など単純に考えても稼動には最低でも2ー5年かかってしまう。
■このあいだに放置されたフェロシルトはどうなるのか? 
■フェロシルトの及ぼす住民の健康被害を考えれば、ハラナタカマサ氏の指摘されるように早期解決の大原則に立ち返るべきだ。
■一日もはやく全量搬出は既約。位置にも早く回収せよ。違約すれば告発するぞ。
■このような圧力をかけても現況打開は困難であろう。
■瀬戸市の現地処理案がでてきたが、しだいに明らかになったのは、「封じこめ案などを見込んだ選択肢のなかから……」ということらしい。具体的なそのいくつかの方法の公開がないが、最善の方法でもコンクリート壁で囲んだ中に封じ込める、以下、世間で取り沙汰するほどフェロシルトは危険ではない。検体採集で有害物質の一定水準以上の危険個所に限定して搬出する。そのままにしておいても問題ない。
■岐阜市の産廃処理案で示された細江方式(岐阜市長細江茂)、つまり部分撤去。
■このような論議が住民を締め出して行われたらしい。
■当然ながら世間の猛反発をうけることになった。
■ところで、搬出先の三重県環境保全事業団三田処分場ではフェロシルトをどのように処理しているのか? ■同処分場は当初フェロシルトのリサイクル認定に関わった段位であること。その処理の方法は安全値まで希釈したあと伊勢湾に放流する? という危険説も取り沙汰されている。
■行政の責任をあいまいにしているいることがとことん問題の解決を遅らせている。
■三重県が及び腰なのは、石原産業ー三井物産ー三井家は松阪市が発祥の地ー旧松阪市長ー現職知事の連関?
■「風が吹くと三重県知事が損する」のかげぐちも信じたくなるような、三重県の不作為。
■報道はここをしっかり取材し、追求してほしい。
■いったい住民はどのような解決案が望ましいと考えるか、どうしたら良いと考えるのか? 住民側の意思統一を図り、一本化した統一案、見解を採択すべきときではないか。