行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

秋のアザミ3種。オヤマボクチ、タイアザミ、ノハラアザミ

2019-11-10 20:00:50 | 花,植物
10月下旬の長池公園にて写した
オヤマボクチ、タイアザミそしてノハラアザミ、
秋のアザミ3種を並べて見ました。


オヤマボクチ(雄山火口)。
キク科オヤマボクチ属の多年草、
不思議な名が付いていますがアザミの仲間です。
葉の裏に生える繊維を火起こし時の火口(ほくち)として用いたのが名の由来、
愛知県を境に本州東部以北に分布します。


オヤマボチの色づいた花をみるのは初めて、
きれいとは言えませんが珍しい、
マクロレンズに換えてミツバチも含めて写して見ました。
頭花は球鐘形、下向きに咲き、
開花すると全体に紫色~紫褐色に色づきます。


タイアザミ。
別名トネアザミ、関東地方では普通に見られる秋のアザミです。
タイアザミのタイは大きいという意味でタイの国には関係ないそうです。
草丈は1-1.5mくらい、葉は羽状深裂し、長く鋭い刺が見られます。


タイアザミ、
頭花が横~下向きに咲き、
総苞は鐘形で、総苞片が長く伸び、開出し反曲するのが特徴です。


ノハラアザミ。
キク科アザミ属の多年草、
里山の草地にごく普通に見られる秋のアザミ、
春から夏に咲くノアザミによく似ます。
タイアザミにもやや似ますが、
タイアザミの総苞片が長く、反り返るに対し、
ノハラアザミの総苞片はやや短く、反り返ることはありません。


10月下旬、
アサギマダラが吸蜜していたこのアザミ、
総苞片が短く反り返っていないのでノハラアザミです。
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