行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ムラサキツバメとムラサキシジミ

2015-11-11 20:00:58 | 昆虫
小春日和の11月4日、
崖下の樫の葉に見つけた初見、初撮りのムラサキツバメ、
そして久しぶりに写したムラサキシジミ、
両者とも翅を広げると鮮やかな紫色の紋がのぞきます。


ムラサキツバメ、
姿はムラサキシジミによく似ていますが
それより少し大きく、尾状突起があります。
黒褐色の地に明るい紫色の紋のある翅表、写真は雌です。
まだ見たことはないのですが
雄の翅表は全面が濃い紫褐色だそうです。


翅を閉じたときのムラサキツバメ。
温暖な地域の照葉樹林に生息する南方系の蝶、
1990年代までは近畿以西の本州、
そして、四国、九州に分布すると考えられていましたが
温暖化にともない、最近は関東、東北南部まで分布を広げているようです。


ムラサキツバメのいたアラガシ、
コナラやクヌギに比べると小さなドングリが
色づき、落ち始めていました。


同じアラガシの樹に見つけたムラサキシジミ、
暖かい日差しに誘われるように翅を広げてくれました。


翅表の紋はムラサキツバメと比べると青色に近く、
青紫色です。


翅裏はシミが浮かんだような茶色、
上のムラサキツバメと比較して見ると、
ムラサキツバメの方が赤味があります。
この両者とも成虫で越冬する蝶、
間もなく冬眠生活に入ります。
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