行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アズチグモ、ハナグモ

2020-09-08 20:00:48 | 花と虫
花や昆虫を写して見ると、
小さな蜘蛛、ハナグモやアズチグモが忍んでいる姿がときどき見つかります。


ヒヨドリバナにヒメアカタテハが翅を広げてとまっていました。
しかし、近づいても動く気配がありません。
ひとまず写真を撮って、液晶を見てみると、
ヒメアカタテハ、白い蜘蛛の脚で首を押さえられていました。


反対側に回って一枚。
蜘蛛の体色はヒヨドリバナとほぼ同じ白色、
花に隠れて全体が見えませんが、多分アズチグモです。
この白いもじゃもじゃの花に、この蜘蛛が隠れていたら蝶も気が付きません。
カニグモ科のアズチグモ、
自分よりかなり大きな昆虫も毒で動けなくして、餌にするようです。


7月下旬の写真ですが、
コミスジがノブドウの花で動かずにいました。
写真を撮って液晶を見ると、ハナグモに腹部を捕えられています。
ノブドウの薄緑色の花に薄緑色のハナグモ、
体色と同じような色のところに隠れて獲物を待つ、
いわば花に偽装しているように見えます。


先日写したサワギキョウ、
ハナグモでしょうか、
ウルトラマンのような顔をした蜘蛛が葉の中に隠れていました。
これらカニグモ科の蜘蛛(ハナグモ、ワカバグモ、アズチグモ、ガザミグモ)は、
網を張らず、花や葉の上にいて獲物が来るのを待ち伏せて餌にします。


三角眼鏡をかけたような独特な顔、
白色のアズチグモの雌がヒャクニチソウの花の中で、
ルリモンハナバチを待ち伏せていました。
アズチグモはいわゆる「ノミの夫婦」、
雌が7mmほど、雄が3mmほどの大きさ、
更に雌は周りの環境によって体色を変化させるようで、
白色から黄色の範囲ですが、色変わりをします。
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