行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オトコエシとヒヨドリバナ

2021-10-02 20:00:37 | 花と虫
オトコエシとヒヨドリバナ、
いずれも夏の終わりから秋にかけて、
山地の林縁などに、白い小花を多数つける大型の多年草です。


オトコエシ(男郎花)、
オミナエシ科の多年草、オミナエシに姿形は似ていますが、
花の色が白く、茎や葉はオミナエシより大きく、
男性的な感じがするということが名の由来です。


林縁でオトコエシの花を撮ったら、
カツオゾウムシが写っていました。
葉は対生、縁に鈍い鋸歯が見られます。


オトコエシの花にイチモンジセセリ。
花期は8-10月、集散花序で、多数の花をつけます。
花冠は先端が5つに裂け、径4mmほど。


ヒヨドリバナ(鵯花)
山地の林縁や草地に見られるキク科の多年草です。
花期は8-10月。


草丈は1-2mほどになり、
夏から秋にかけて、茎の先に白い管状花を集散状につけます。


まだ蕾のヒヨドリバナ。
この個体、葉に黄色の斑紋が見られます。
このようなものはキンモンヒヨドリと呼ばれ、
ウィルスに羅漢した病変株だそうです。
ウィルスといっても新型コロナのように最近になってのものではなく、
キンモンヒヨドリ、万葉の時代からあるようです。


ヒヨドリバナ、
フジバカマとともにアサギマダラがよく吸蜜に来る花です。
上写真、ヒメアカタテハが吸蜜にきたようですが、
ハナグモに捕まっていました。
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