行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アズマレイジンソウ、サクラタデ

2022-11-20 20:00:55 | 花,植物
小雨模様の長池公園、
山裾の湿地にアズマレイジンソウとサクラタデが花をつけていました(10/8)。


長池公園の自然館に、
アズマレイジンソウ(東伶人草)が花をつけているとの情報があり、
そのあたりを探して見ると、
ところどころに、大小合わせて10株ほどがありました。


キンポウゲ科トリカブト属の多年草、
類似のレイジンソウが主に四国と九州に分布するのに対し、
東北から関東、中部地方に分布するのでアズマレイジンソウ。
別名はアズマトリカブト、トリカブトと同様に毒草です。


8~10月、総状花序に10個ほどの淡紅紫色から淡青紫色の花をつけます。
花弁にみえるのは萼片、
茎葉は互生し、腎円形で掌状に中裂しています。


雨が小やみになり、
アズマレイジンソウの花にトラマルハナバチが吸蜜に来ていました。


同じ湿地にサクラタデ(桜蓼)が淡紅色の花を開いていました。
タデ科イヌタデ属、
日当たりの良い水辺や湿地に生育する多年草です。


タデ科植物は萼と花弁の区別がなく、
萼と花弁を区別しないで花被片という言い方をするそうです。
サクラタデの 花期は8〜10月、
花被片は淡紅色で5mmほど、深く5裂しています。


サクラタデは雌雄異株、
雌花では雌しべが雄しべより長く、雄花の雌しべは雄しべより短いとのこと。
この株は雌株のようです。


細長い地下茎があり、地中を横に伸長して増えます。
茎の上部は直立して伸び、高さ30-100cmになります。
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