行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツチイナゴ幼虫と成虫

2022-11-14 20:00:40 | 昆虫
9月の中下旬にツチイナゴの幼虫と成虫の両方を写しました。


9月16日、
早くもツチイナゴの成虫がいました。 
バッタ科イナゴの1種のツチイナゴです。
10月ごろに成虫となり、成虫で越冬します。


その10日後の9月25日、
花壇のマリーゴールドの花にツチイナゴの幼虫がいました。
時期からすると、最終幼虫でしょうか。


ツチイナゴ(土蝗)は、
他のバッタ類とはライフサイクルが正反対となる不思議なバッタです。
夏から初秋は幼虫で過ごし、
10月ごろに成虫となり、そのまま成虫越冬し、
春から初夏に生殖活動、6~7月ごろまで生きます。


9月28日、
クズやカナムグラなどの草地にツチイナゴの成虫を複数見つけました。
バッタの多くはイネ科植物を好んで食べるのに対し、
ツチイナゴはクズやカナムグラなどの葉の広い植物を好んで食べます。


産卵管が見られるのでメスの個体です。
この個体が食べた跡でしょうか、葉に大きな穴がいくつかあります。


この個体はオス。
草の茎にじっととまっていました。


草地の柿の枝に大きなツチイナゴを見つけました。
複眼の下の緑色の涙のような模様、これがツチイナゴの特徴です。
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