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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤブガラシ

2017-08-29 20:00:56 | 花と虫
道端や荒地、藪など、どこにでも生えヤブガラシ、
つる性の多年草、庭に生えると手入れが悪いようで、
貧乏くさく見えるところから、
ビンボウカズラの別名があります。
夏の間、オレンジ色の小さな一日花を次々と咲かせます。


ブドウ科ヤブガラシ、
花序も花も面白い形です。
この花、朝早く開き、数時間は雄性期、
その後、花弁と雄蕊が落ちてなくなり、
成長した雌蕊だけがある雌性期をむかえます。


雨あがりの昼過ぎの撮影。
多くはすくっと雌蕊が伸びた雌性期の花となっていますが、
真ん中付近に一つだけ、4本の雄しべがまだしっかりとして、
薄緑色の花弁がついた雄性期の花があります。
雌蕊は雌性期のそれと比べてずいぶん短いことがわかります。
多分、自家受粉を避けるためと思われます。


この花序は雌性期の花だけです。
小さな虫たちがたくさん集まっています。


ヤブガラシの花、
その蜜は甘いようで、大きな虫たちもよく吸蜜にきます。
キイロスズメバチ、肉食と思っていましたが花にも来るようです。


ヤブガラシの蜜は
アオスジアゲハが好むことが知られていますが
ナミアゲハも好みのようです。


黒いアゲハも来ます。
翅表に青色が見えたので、
カラスアゲハかなと思いましたが-------、
詳しい人に見せるととクロアゲハとのことです。
クロアゲハも光の具合により、青ぽく見えるようです。


翅が傷んでいるのは残念ですが
ヤブガラシに吸蜜するジャコウアゲハ雌です。



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