行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

大和撫子(やまとなでしこ)

2009-08-25 21:50:21 | Weblog



日陰,少し薄暗い道端の草原にピンクと
白の撫子(ナデシコ)が咲いていました(8/2)。
本来は河原,野原など日当たりのよい所を好む草ですので,
少しひ弱に感じます。
コナジラミでしょうか,白い虫も枝についています。
それでも花はあまり傷みもなく,撫子の風情を見せています。

ナデシコはヤマトナデシコ,カワラナデシコとも呼ばれ,
その名のとおり,日本的な,しっとりした花を咲かせます。
花の縁が細かく切れ込んでいるのが特徴で,
白花はサギソウによく似ているように思えます。
万葉集にも撫子を詠んだ詩がたくさんあり,
古くから日本人に愛され続けられている花です。

他にナデシコの仲間には,よく見られるものとして,
石竹(セキチク)と呼ばれる唐ナデシコ,
美女ナデシコといわれるアメリカナデシコがありますが,
単にナデシコというとこのヤマトナデシコのことを差します。
撫子の名は,花があまりにもかわいいので子供のように撫でたくなる,
撫でし子から撫子になったとのことです。

いたいげに日陰の撫子花開く
コメント
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