行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

繍線菊(しもつけ)

2009-08-02 20:49:04 | Weblog
 (シモツケ6/06)
 (シモツケ7/31)

先週の日曜日に梅雨が明けたと思ったが,
どうもそうではなかったようで,その後ぐずついた日が続き,
今日も一日中雨が降り続いている。
8月になっても梅雨が明けないとは農作物,
暑さを期待している海水浴場,飲料業界など,
困る人も多いであろう。
また,全国各地で豪雨により,大きな被害が出ている。
温暖化等により地球環境が変化し,
いろんなことが変わってきているのかもしれない。

繍線菊(しもつけ)はとっくに終わっていると思っていたら,
花が終り,剪定も終えている木の根元から新茎が出て,
そこに遅れ花が咲いていた(7/31)。
紫陽花と同じく,繍線菊には雨がよく似合う。

下野(しもつけ)はバラ科シモツケ属の1mほどの落葉低木,
下野国(栃木県)で最初に発見されたことから,
下野と名が付けられたようである。当て字で繍線菊(しもつけ)とも書かれる。
5月から7月頃まで,ピンク,白色の花を咲かせる。
多数の5弁花が房状花序に付き,半球状に塊を形成する。
同じバラ科シモツケ属の植物にコデマリ,ユキヤナギ,シモツケソウがあり,
シモツケソウ(下野草)は花がシモツケにとてもよく似るが,
花の塊が半球にはならず,不規則に広がる。
また,名のとおり,草本であり,草下野(クサシモツケ)とも呼ばれる。
それに対比して,シモツケを木下野(キシモツケ)とも呼ぶ。
京鹿の子(キョウカノコ)はそのシモツケソウの園芸改良種。

しもつけの花あざやかに街の雨
山の宿しもつけの紅のけむりけり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする