『高度上空の核爆発で起きる「電気がない世界」の恐怖』という記事を見て、北朝鮮が若しも地上から400キロ~500キロのところで核兵器を爆発させたらどうなるのだろう、という気がした。今の北朝鮮は狂人そのものだ。核兵器を既に所持している。そして、ICBMも目の前に完成しようとしている。ICBMに核兵器を乗せて、上空で爆発させたら人的被害は出ないが、
国としての活動は破壊されてしまう。
北朝鮮やイランには核兵器を持たせてはならない、という事ではないか。勿論、地球上から核兵器を無くせればいいのだが、それは不可能に近い。今の状況から、核兵器を使うことに対して理解できる指導者には持つことを認めざるを得ないが、そうではないいい加減な指導者には核兵器を持たせるべきではない。核兵器は玩具ではないのだ。凶器であることが解っているのだろうか。
例え人を殺さなくとも、国のシステムを破壊したら、国は活動できなくなる。自分の国に被害が及ばないとでも思っている指導者には核兵器は恐ろしい兵器なのだ。今の北朝鮮の力を持ってすれば、核兵器を上空で爆発させることは可能なのではないか。日本の国土は長さが3000キロくらいだ。日本の上空で核爆発を起こせば、当然、朝鮮半島、中国の沿岸部は全て含まれる。アメリカ上空で核爆発を起こせば、アメリカ全土に被害が生じる。ヨーロッパ上空で核爆発を起こせば、ヨーロッパの全ての国に被害が及ぶ。
北朝鮮という国が、核兵器を使えばどのようなことが起きるのか理解しているのだろうか。単に爆発が起きる、という事ではないのだ。一発の核兵器の爆発で人類に計り知れないほどの影響が出ることを認識しているのだろうか。人類を滅亡させることを最初から狙っているのか。核兵器を使えば自分たちも一緒に滅亡への道を歩むことを知っているのか。
国を背負っている指導者には人間としての最低限度の責任がある。人類を脅かすような行動を取ってはいけないという事だ。核兵器やミサイルで恐喝を繰り返しているような人間は指導者として失格である。そんなことも解らないような人間が指導者に就いていることがおかしい。これは冗談で済まされることではない。