一言、云いたいね

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香港、国家安全条例は昔の日本にあった治安維持法に近づいてきた

2024-03-24 09:11:41 | 日記
香港は増々軍国主義化していくようだ。というより、中国本土に近づいている。中国は、現在、完全に軍国主義化している。何か、日本の昔(太平洋戦争前)がこんな状態だったのではないだろうか。中国がよく、日本の戦前の事を云うことがある。日本もその昔、軍国主義であった。嘗ての日本には治安維持法(大正14年施行)、治安警察法(明治33年施行)という法律があった。今の香港は将にこれらの法律と同じようなものに近づいている。これらの法律は資本主義を否定することを戒めるための法律なのだが、香港の法律は全く逆の事で、共産主義を否定することを戒めるものである。


中国においては共産主義は絶対的なものであり、これを否定することは絶対に許されない。香港はその昔、中国に返還される前までは、完全に一国二制度が保たれていた。返還から20年を過ぎた今では様変わりして、表面的には一国二制度をうたっているが、中身は完全に一国一制度になっている。即ち、完全に中国と一体になっているのだ。勿論、中国政府は表面的には一国二制度をうたっているが、どのように見ても完全に無理がある。今回の国家安全条例は完全に中国本土と全く同じになる、ということを示している。


ここまでくると別に驚かない。一国一制度だと思えば何も不思議なことはないのだ。香港が中国本土の全く同じ扱いになったと思えばどうということはない。それよりも、中国の国家安全維持法は、何処からどう見ても昔、日本にあった治安維持法や治安警察法にそっくりではないか。中国も共産主義を守るためにはどうしても国民を押さえ付けることが必要なのかもしれない。共産主義の歴史から見れば当然のことなのだろう。そもそも、自由や人権を資本主義国家のように与えたら、共産主義国家は成り立たないのかもしれない。


国民を押さえ付けることによってしか秩序を保てないのが共産主義国家の定と思えばいい。自由や人権を与えたら共産主義国家は保てないということになる。共産主義に傾倒してしまう人にはこの辺のところが理解できないのだろう。人間を人間として見ることができるようにするにはどのような主義主張がいいのかは今の世界の流れを見てみるとよくわかるような気がする。香港に住んで生活をしている人の中には、昔の香港を懐かしむ人がいるのではないだろうか。勿論、返還された後に生まれた人たちは昔の自由だったころの香港を知らない。


どのような香港がいいのかは我々外国の人にはわからないが、そこに生活をしている人たちは昔と今は完全に違うことがよく解るはずだ。住みやすい、住みにくい、ということは住んでいる人しかわからない。海外から香港に投資をしようという企業はだんだん少なくなってきたという。当然だろう。規制を強化すればするほど投資する人は離れていくだろう。いや、投資だけでなく観光旅行をする人も段々少なくなっていくだろう。香港へ入国すると同時に国家安全維持法で捕まる事もあり得るからだ。中国のスパイが世界中に張り巡らされているという。


どのような人が中国へ入国するかを監視しているのではないか。例え観光旅行でも中国への観光旅行は殆ど難しくなるのではないか。中国国外で、中国を少しでも批判をしていたら中国への入国は控えた方がいいといわれている。特にネットを使っている人は危険だろう。殆どすべての海外でのデータが中国で監視をされていることを知っておいた方がいい。

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