一言、云いたいね

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原子力発電廃止して地球温暖化阻止できるか

2019-05-30 09:15:04 | 日記
地球温暖化を押さえるにはどうしたらいいのか。今までは原子力発電を推奨していたが、それが簡単にできなくなってしまった。その代替エネルギーとして浮上したのが再生可能エネルギーだ。しかし、再生可能エネルギーには欠点がある。大出力の発電は極めて難しいことだ。原子力発電にとって代わることができる、と読んでいた人たちにとっては最大に課題になっている。今、原子力発電がどのようになっているのか、というと中国など大出力の発電が必要な国にとっては絶対に捨てがたいものになっているのだ。

ヨーロッパ諸国では原子力発電に対する考え方は国によって大きく異なる。ドイツでは原子力発電を完全にやめてしまった。反対にフランスでは原子力発電の占める割合は70%を超えているといわれている。ドイツでは再生可能エネルギーで賄えない電力をフランスから購入している。火力発電は地球温暖化に反してCO2の排出量が多い。天然ガスにしたところでCO2の排出量はそれほど変わらない。やはり原子力発電にはかなわないのだ。ドイツがフランスから電力を購入するという矛盾をどのように考えるか。

日本でも原子力発電に対する風当たりは強い。再生可能エネルギーだけで原子力発電にとって代わることは難しい。火力発電を増やせば電力コストは跳ね上がるばかりだ。もっと原子力発電をうまく使うことができないものか。火力発電では地球温暖化を完全に満たすことができない。だからと言って再生可能エネルギーだけで原子力発電をすべて賄うことは不可能である。日本は電力を外国から購入することは不可能に近い。電力が不足しているからと言ってドイツのようにはいかないのだ。

原子力発電に反対している人たちは「危険だ」ということしか考えない。どうしたら危険を除去できるのかもっと深く考えないのだろうか。危険を最小限に抑えることができれば原子力発電も今までと同じように使うことができる。再生可能エネルギーは最大限実施したとしても産業用の電力を100%賄うことはできない。電力は何もしなければ生まれない。火力発電はCO2の料を今よりも減らすことは難しい。人間が近代的な生活をしていくうえで最小限の電力を賄えるようにするにはどうしたらいいのか。

近代的な生活を止めて昔の生活に戻ればいいのかもしれないが、今の日本人にそんなことができるわけがない。熱エネルギーを作るにはどうしても電力が必要になる。電力を使わないで今の熱エネルギーを造ることができればいいのだが、そんな器用なことはできないだろう。理想と現実はかけ離れている。理想の生活しか考えない人は現実を見ない。現実は厳しい。
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