藤沢で一番早い夏のお祭りとして15日から1週間にわたって行われた白旗神社の例大祭が行われたが、最も盛り上がる最終日に出かけてきました。
この「白旗まつり・例大祭」は、250年の伝統を誇る夏のお祭りで氏子や地元では大変な盛り上がるお祭りだと聞いており、何年振りかで訪れてみた。
藤沢・白旗神社は、あの源義経公を祀る神社として有名であるが、もともとはこの地に勧請された「寒川神社」だったが、義経公を合祀してから、源氏の旗である白旗を取って「白旗神社」になったそうです。
近くにある「義経公首洗い井戸」にお参りしたが、腰越で首実検のあと、境川に捨てられて流れ着いたの義経の首を洗った井戸だそうで、今は高層マンションの間にひっそりと残されている。
祭は、17日には義経・弁慶神輿渡御が行われ、義経御輿と弁慶御輿がそれぞれ台車に乗せられて氏子などに引かれて「どっこい」の掛け声で町内を渡御したそうですが、残念ながら担ぎ手が不足して台車渡御になったようだ。
社殿に着いた時には、丁度「還御祭」が始まるところで、神主や氏子代表などによる祝詞奏上が恭しく執り行われて一緒にお参りしていた。氏子の方に聞いて見ると、隣の鎌倉と違って、藤沢では、藤沢と義経の繋がりは深く藤沢市民の義経人気は高いのだそうです。
社殿の前には、「弁慶の力石」が置かれており、石に触れると健康になり病気にならないとの謂れがあり、「神石」とも言われており、参拝者が並んで祈願していたが、賽銭も置かれていた。
また、社殿の階段下には、「源義経公鎮霊碑」が鎮座していますが、案内によると義経公の兜をイメージしているそうで、10年前に造られたと。
お参りして境内へ降りてくると、狭い境内に約100店はあるだろうか?びっしりと露店が並び夏休みに入って家族連れや子ども達でごった返しの状態で、動きが取れない程の込みようだった。
雑踏を逃れながら「神輿殿」にお参りしてみると、渡御を終えた義経神輿(右)弁慶神輿(左)が鎮座しており、鳳には「義経」・「弁慶」の駒が飾られていました。
陽が暮れはじめる頃になり、「万灯みこし」が労働会館を出発したと聞き、神輿を迎えがてらに仲通りを散策していくと、各町内会でも年寄衆が町内会館に集まって、神輿の来るのを待ちわびていた。
まもなく約100人近い担ぎ手や引き手に誘導されて神輿を迎えたが、広くない仲通りを車を通しながらの練り歩きには、ビックリした。観客もそれ程多くなかったが、もう少し道路の規制をかけてもいいのではと思いながら、勇壮な威勢のよい神輿担ぎを期待していたが、無理なようだった。
白旗交差点で神輿を見送り、山車の囃子の音も心地よい響きを聞きながら神社を後にした。