MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ツール・ド・フランス2010~中盤戦(15ステージ)

2010年07月20日 | サイクリング

ツール・ド・フランスもいよいよ中盤戦に入り、難関のピレネー山脈へと舞台を移して目が離せない展開になっています。

第14ステージではピレネー初日であり、バイエール超級山岳やゴール前の山岳で、マイヨ・ジョーヌ争いに動きがあるかと期待していたが、A・シェレクとコンタドールは、互いに牽制し合い心理合戦に終始していたようで、結局は勝負せず同時ゴールで変化はなかった。

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14ステージの前半コースのカステリノーダリー地方には、丁度1年前に訪れていたので、その山々の風景には、特に関心をもって見ていた。

しかし、第15ステージも総合優勝争いには両者守りのレースに徹して動きが無いと思っていたが、意外な展開に変わってしまった。

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この日の難所である山岳超級のバイエール峠の直前で、A・シュレクがアタックした途端にシュレクがチェーントラブルを起して大ブレーキ・・・・ここぞとばかりにコンタドール集団が加速して、見る見る内にA・シュレクを置き去りにして、峠では30秒差に拡がっていた。

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A・シュレクは、下りに入り初めてマジにコンタを追い上げて行くが、結局40秒の差がつきマイヨ・ジョーヌ(総合)ジャージーは、あっさりとコンタドールに奪われてしまった。

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もともとシュレクは、TT(個人タイムレース)には弱く、コンタドールが実質的なマイヨ・ジョーヌは、すでにコンタドールであると言われていたが、名実ともにマイヨが移ってしまい、解説者によると、このまま行けば、TTに強いメンショフやSサンチェスにも抜かれて表彰台も危なくなってきたそうである。

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15ステージのステージ優勝争いでは、フランスのチャンピオン・ジャージを着た、ヴォクレークがバイエール峠を飛ぶように駆け上り、圧倒的な脚力を魅せつけてステージ初優勝を獲得して、フランス人には最高のシーンを見せつけていた。

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表彰台では、コンタドールが観衆のブーイングを受けていたが、何故かコンタドールの勝利の周辺では、いつも感情的なものが蠢いている感じがしており、12-13ステージでのチーム仲間のヴィノクロフとのゴール前の共走も、二人の確執があるような報道もあり、人気の面では今一なのだろうか?

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9-10ステージの超級でも、激しい駆け引きも見られたが、大きな変動もなく、興味は2000M級の山頂付近のツールファンが集まっての応援風景には、改めてツール人気の高さに驚いている。

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ツールがフランス国内に入って以来、連日快晴の暑い日が続いているようですが、峠の風景や古城などの風景が素晴らしく、レースの動向以上にコース周辺の応援の光景や山岳風景が大変興味深いものがある。

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レースは、ピレネー山脈の第16-17ステージは、今年のツールの勝負所であり、超難関ステージとなり、A・シュレク属するサクソバンクが、守りから攻めに転じてくることは間違いなく、益々目が離せなくなってきた。

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【添付写真は、テレビ画面より】

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