今年も高校球児の熱い夏がやって来ました。
すでに全国各地で都道府県大会が始まっていますが、我が神奈川県の開会式が11日、横浜スタジアムで行われ、何より優先してスタジアムへ駆けつけてきた。
スタジアムに着いてみると、丁度各校の入場行進が始まったところでしたが、スタジアムは例年にも増して、内野席は満員で外野席も含めて約8割の2万人近い観客で埋まっていた。
今年の出場校は186校と、統廃合が進んで減少しており、全国一の座は愛知県に譲ったそうですが、全国再激戦区には変わりなく、神奈川代表を勝ち取るには、大変な道程である。
観客席は、毎年のことではあるが、各校の父兄応援団が、早朝から席取り合戦となり、一般客との小競り合いがあり、この日も係の人が大声で席取りは止めて、譲りあうように注意を呼びかけていた。
内野席は、陣取った各校父兄応援団が、カラフルな揃いのTシャツに身を飾り、わが子の行進には、ビデオを回しながらわが子の名前を呼びかけての熱い応援風景が見られた。
入場行進は、前年度優勝校の横浜隼人校を先頭に、我が愛する「桐蔭学園」、「東海相模」などシード校についで186校が入場完了まで約53分の堂々たる行進には、暑さを忘れて感動していた。
行進曲も7校600人のブラスバンドも、毎度のことながら素晴らしい演奏で、行進する選手の晴れ舞台に、何よりの勇気を与えていると思う。
我が息子も、20年余り昔のことであるが、この舞台で堂々と行進して本当に感激したのが昨日のように想い出される。
それ以来、自分は高校野球ファンとして、予選大会から関連校の応援に駆けつけて、熱い夏を過ごしているが、これだけファンを集めての人気ぶりは、全国一ではないだろうか?
丁度、隣の席の方も、中年の高校野球ファンだそうで、行進を見ながらマニアックな話になり、楽しく過去の試合や活躍選手などを話し合った。
関係者の挨拶にも、「勝敗を超えたところにも、大事なことがあり、フェアープレーに徹し、マナーやルールを大切に闘って欲しい・・」と謳われていたが、あのサッカーの試合と比べながら、野球の良さを再確認していた。
開会式を締める国旗・大会旗掲揚とともに、大会歌『栄冠は君に輝く』を斉唱には選手の気持ちを思いつつ、熱い気持ちが湧いてくるのを押えきれないのである。
『雲は湧き 光溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ 若人よ い~ざ まなじりは 歓呼にこたえ いさぎよし 微笑む希望 ああ栄冠は君に輝く』 を歌いながら、感動と勇気と希望を与え合う熱戦を期待したい。
開会式終了後に、我が桐蔭学園選手団とスタジアムの外で出くわして、昨年の無念を今年こそは雪辱して欲しいと激励したところ、一選手が「ありがとうございます 頑張ります・・」と、握手を求めてきた。