今年度の地域スポーツ交流会の3回目の事業として、近年 中高年に人気のあるインドア・スポーツである『バウンドテニス大会』を開催し、5チーム約50人の参加を得て盛り上がった大会となった。
この日も、梅雨はどこへ行ったかと思われるほど、夏日であったが、インドアゲームでもあり、多くの参加者を得て、熱い熱戦が繰り広げられた。
バウンドテニスは、ニュースポーツとしてまだ歴史は浅いが、 「いつでも」「だれでも」「どこでも」楽しめる生涯スポーツとして、小学校の夜間一般開放においても、楽しむファンが多く成っていた。
ルールは、基本的には硬式テニスとほぼ似たルールで、テニスコートの1/6程のコートで行うスポーツですが、結構高度テクニックが使われており、毎年、神奈川県はバウンドテニス王国とも言われる程盛んで、初心者から熟年者まで愛好者が多いそうだ。
この大会では、男子・混合・女子のダブルス3ゲームでリーグ戦での競技となったが、ベテラン選手あり、初経験選手ありで、競技開始前にルールやテクニックの説明を行ってのプレー開始となったが、初心者にも結構楽しんでプレーされており、プレーに慣れてきた頃には、ハッスルしての熱い熱戦となっていた。
試合の中では、エキサイテイングして勝負に拘る人が出るほどであったが、それほど初心者にも面白く楽しめる雰囲気が漂う白熱した試合もあり、全ての試合が終わった時には、久し振りに汗ビッショリとなった顔には、勝負を忘れて満足感が溢れていたようだ。
生活習慣・環境の変化により、最近では何らかのスポーツを生活の一部にと考えている方が多くなってきているが、なかなか実施に結びつける切っ掛けがないという人も少なくない中で、これらの地域社会体育振興協議会主催の事業の意義も高くなってきていると考えている。
特に中高齢者にとっては、自分の好みや環境に応じて、運動・スポーツを生活習慣の中に取り入れて、生活を充実させるとともに健康の保持増進や生きがい作りに役立って欲しいと願っている。
各チームともに、試合終了後は、慰労会を開催して一杯やることが楽しみであると、準備に向かう打ち合わせが行われていたようだ。
今年度の社会体育振興協議会(社体協)の事業も、順調に推移しているが、見方を変えると各自治会では、結構選手集めに苦労もあるようで、今回も選手が集まらず参加を見合わせているところもある。
『生涯スポーツ』とは、「いつでも」 「だれでも」 「どこでも」楽しめるものとして、推進しているが、あくまで自分のライフスタイルに応じて、且つ、自由参加が前提となるので、強制することも本意ではなく、底辺を広げることは、中々容易ではなく課題も見え隠れしている。