山頂での360度展望の眺めを堪能し、13時38分に原町駅への下山コースを取り下山へ・・・・
山頂からのくさり場を降りて、目の前に対面する北の岩峰見晴台へと向かう。
先ほどまで3人の姿が見えていたが、近付いてみれば中年のハイカーがお昼寝を楽しんでいた。
意外と楽に登れるが、岩峰の上は狭く鎖場であった。
先ほどまでいた山頂を望み『絶景かな~絶景かな』と記念写真を撮って、迂回路を経て八合目へ向う。
斜面やトラバース道を下るが、ところどころにくさり場もあり、まもなく八合目の分岐点に到着した。
その先には『天狗の蹴上げ岩』なる場所に着き、大きな岩の絶壁が続いており、梯子やくさり場を下るが、
この名前の謂れはどうして付いたのだろうか?
さらに、この大岩の間をすり抜けてまもなく、尾根道を経て沢下りが続くが、沢は枯れ上がっており、
足跡の倍近いホウの枯葉などを踏み分けながら進むと、岩櫃城の本丸跡への分岐点に到着した。
本丸跡への分かれ道から約100Mジグザク登ると、僅かな広場に本丸城址の記念碑が立ち、
高さ約30Cm程の小さな社や休憩の東屋があり、下界への展望が開けていた。
この岩櫃城は、案内によると武田の家臣である真田昌幸の居城だったそうで、多くのからぼり等の城跡の名残が見られる。
しばしの感傷のあと、登山道を落葉を踏みながら約20分で一本松登山口へ到着した。
ここでは、歴史研究家?だろうか、城周りの古地図を手にして、落葉して見通しのいいこの時期に、空堀などを調べているとかで、歴史的価値の重みを感じていた。
その後は、ダム貯水場の脇道を経て一路だらだらと約20分で、原町駅に到着して無事、ハイキングを終えた。
今回は、晩秋の紅葉の岩櫃山を堪能したが、新緑の季節の雰囲気は、また異なる魅力に包まれるのだろうと想像して、秋色素晴らしい吾妻川の車窓をを眺めつつ帰りの電車に揺られていた。
【まとめ】:歩行時間 4時間。郷原駅 10:50⇒古谷T字路 11:05⇒蜜岩登山口 11:15⇒
鞍部(コル) 11:40⇒天狗の架け橋 11:57⇒鷹ノ巣遺跡 12:20⇒山頂 12:38~13:30⇒
岩峰・九合目 12:52⇒天狗の蹴上げ岩 14:05⇒本丸跡分岐点 14:28⇒岩櫃城本丸跡 14:25
⇒一本松登山口 14:45⇒岩櫃山入口 ⇒群馬原町駅 15:25