藤沢で踊り念仏や盆踊りの文化を地域再生に活かそうと、夏の風物詩の『遊行の盆』が、前日に続いて、遊行寺境内で行われた。
前日の遊行ばやしコンテストは、今年から始まったイベントで大変盛り上ったが、さらに本番の今日は、「踊り念仏」に始まり、秋田や富山からの参加もあり、各地に伝わる踊りが披露されて、暑い夜をさらに暑くして盛り上ったようだ。
今夜は、遊行寺境内だけでなく、各地域ごとに 学校校庭や公園にて、 地域の手作りの盆踊りも行われており、夜店も出て、浴衣姿の家族連れが多く参加して、慣れない踊りや金魚すくいなどを楽しんで、この日ばかりは ファミリー・コミュニケーションが行われたようだ。
遊行通りに出向いた際に、通りでレトロな蔵を見つけて足を止めたところ、『蔵まえギャラリー』という すばらしいギャラリーである。
中に入ってオーナーの方に、伺ったところ 建物は昭和初期のお米屋さんの後を改造したそうで、アーテイストの方々が運営されているそうだ。
大きな蔵をそのまま利用し、土間・蔵・畳の間などに、すばらしい手作り作品が展示されていた。
今日は、盆踊りに因んでだろうか、藍染の浴衣やTシャツの作品が展示されていて、オーナーがお召しの浴衣が目を引いた。
ギャラリーは、絵画や陶磁器、染物、子供作品などなどの企画展とともに、音楽会など各種発表会も行われているようで、我が藤沢にこのような素敵なギャラリーがあることに、喜びと誇りを感じた夜だった。
昭和初期の建築も隅々には、非常に興味をひく構造のようで改めて拝見したい優れものであった。