MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

食品偽装問題を思う

2008年07月04日 | うんちく・小ネタ

またぞろ食品偽装問題が、新聞・テレビで報道されて、大騒ぎになっている。

消費者としては、正直「いい加減にしろ!!」と言いたい。過去にも あれだけいろんな業界で発覚して、社会問題化してきたが、未だに出てくるのは、恐らく 発覚したのは氷山の一角であり、まだまだ隠された事実は 限りがないのではないだろうか?と危惧している。

偽装にも いろいろなパターンがあり、過日のNHKの放送でも 論じられているが、原材料の生産段階での問題ではなく、その殆どが、中間における加工業者や販売過程での問題だと思う。

発覚してから、責任者は「その認識が無かった」とか「担当者がやった」などと、嘯いているが、大部分の例は、内部告発による発覚で事前に知っていたものである。

消費者が、”ブランド志向が強すぎるから 騙される”という論調も 一部に見受けられるが、長い実績によって信頼を得たのが ブランドであろう。それを悪用しての偽装であるから、許せない。

確かに、消費者が、確かな目を持つ事は、必要であるが、目だけでは判らない程、偽装工作は、複雑で巧妙な手口が多い。

遅まきながら、自民党の小委員会で、「罰規定」などを盛り込んだ、JAS法の厳正化が検討されていると聞くが、早急な措置が必要であろう。

これまで放置して来た国会や所轄官僚の怠慢と言っても言い過ぎではないと思う。

官房長官が、本日のコメントで「こういう行為が相次いでいるのは、企業が消費者の立場で考えず、目先の利益しか考えていない 社会風潮を表わしている」、と述べているが、企業の体質の問題である。

この春だったと思うが、NHKの「知るを楽しむ」の番組で紹介された、某有名企業代表者が、『不義にして、富まず』 という家訓があり、経営哲学にしていると伺ったが、今一度 この言葉を、企業家に学んで欲しい。

また、あの渋沢栄一の言葉にも『富を成す根源は、仁義道徳であり、正しい道理の富でなければ永続しない』 とあるのを思い出す。

【利害得失のみで判断するのではなく、世のために如何にすべきか】を行動基準として、考えよと、あるセミナーで学んだが、悪しき経営者には、しかと心得て欲しいものである。

コメント
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