湘南海岸の海水浴場が相次いで海開き。鎌倉由比ガ浜・材木座・片瀬海岸などは既に、海開きは終わっており、茅ヶ崎サザンビーチもお待たせの海開きとなった。
今日も、梅雨明けのような真夏日となり、式典の前から既に多くの家族連れの浴客は、海に入って楽しんでいた。
今日は、しばらく振りに、湘南海岸のサイクルロードを柳島を目指してジョギングに挑戦して飛び出した。サザンビーチの海開きイベント時間にあわせて、スタートしたので既に陽は高く暑さとの闘いを覚悟していたが、熱中症予防を考慮しての走りに変えていた。
サイクルロードに出れば、チャリ族もランナーもサーファーも、土曜日とあって非常に多いが、皆 暑さに耐えられず裸が多い。
この辺は、海岸を走るロード故の特権か?
既に、湘南の夏らしさで活気を感じるところである。サーファーだけは、波静かで海の中で 立ちすくんでいたのが、印象的だ・・・・・
サーフィングだけは、波が無ければただ待つだけで、せっかく海岸に出かけても何時間か待って、帰宅する人も多いようだ。
サザンビーチに着いたときには、丁度式典が始まった所であった。
来賓のゲストは、みなさん統一してアロハ姿で、アロハ委員会の肝いりのようだ。やはり、夏の海には、よく似合う。
サザンビーチらしいすばらしいアイデイアである。スーツやジャケットでは、この海にはミスマッチであろう・・・
このサザンビーチも、10年前に、サザンオールスターズ(SAS)の人気にあやかって、名前を変えてから飛躍的に人気が出たそうで、イメージの与える影響は 大きいようだ。
式典の後は、ゲストと市民との共同作業で、『100人テープカット』が行われた。ゲストにはさまれて、中央には 茅ヶ崎のイメージガールの「スマイル茅ヶ崎」が、すばらしい笑顔で愛嬌を振りまいていた。その隣には、次のイメージガールを目指す かわいい幼児がなんとも愛くるしい・・・・・
アトラクションでは、地元のフラ愛好者のフラダンスショーが行われた。
毎年行われる人気のショーで、早くから会場前には、場所取りでファンが陣どっていた。
少女グループや、ピチピチグループ、熟年グループ(失礼)など、次々に披露されるフラショーは、見事である。
関係者に伺うと、例年参加されていて、その練習も随分前から取り組んでおられるようだ。
そのダンスも衣装も笑顔もすばらしい。サザンビーチの名物の一つで、日頃からこの茅ヶ崎 にフラファンが多いそうである。
ビーチの東側には、もう一つ茅ヶ崎の名物モニュメントの『茅ヶ崎サザンC』があり、記念写真を撮る方が 多く、今日もそのはるか先には、茅ヶ崎のシンボル『烏帽子岩』が、その勇姿を見せていた。
この烏帽子岩は、市内のどこからでも見れるそうで、その歴史は、広く知られている。
いつもこの湘南海岸サイクルロードをホームコースに走っているが、夏も冬も あるときは遠くに、ある時は近くに見えて 一つの目標となっていて疲れを癒してくれる。
『茅ヶ崎サザンC』は、縁結びの円としても有名で、モチーフの説明によれば、円(縁)の側に立ち、円が結ばれて完結するので『円結びの輪』となっている。
貧困や民族対立、環境汚染など抱える様々な問題に、いたわりや譲り合いの心を思い出し、不完全な円(縁)を完成させて幸せを形作る『思い出しの輪』をイメージしているそうだ。
平成14年に創設されたそうであるが、まさに現代の課題に的を得ており、明日から始まるサミットの主題への糸口ではないか・・・
サミットでも、ぜひこの茅ヶ崎の『茅ヶ崎サザンC』をPRして欲しいと願う。
そんな事を考えながら、午後になり猛暑となった海岸を引き返したが、海岸には、甲羅焼きの若者が多く、海を監視している光景も、湘南海岸らしい。
ライフセーバーの皆さんの激務も始まっていた・・・・・・