アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ノイバラ

2010年06月03日 | 霞ヶ浦浄化
 霞ヶ浦の湖岸は現在ノイバラの白が映えています。白い花を見て、改めてこんなにもノイバラが多かったのかと認識を新たにしました。霞ヶ浦環境科学センターのボランティア活動で、湖岸の植物調査がノイバラの棘に阻まれ、苦労させられます。逆に言えば、ノイバラが人間の侵入を妨げ、絶滅危惧種の野草を保護しているとも言えます。その効果か、絶滅危惧種のノウルシやヤナギトラノオが勢力を盛り返しています。
 ノイバラの花言葉の一つに「痛手の回復」があります。口蹄疫に見舞われ1ヶ月余りとなり、畜産が壊滅の危機に瀕している宮崎県では、明日えびの市での家畜の移動制限が解除されます。しかし川南町を中心とする県東部では口蹄疫発生の勢いは衰えず、被害額は800億円を超えるといいます。種牛50頭を失い、5頭を残すのみとなり、全国有数の畜産王国は大きな痛手を蒙りました。この痛手の回復は容易なことではありません。
 えびの市では口蹄疫発生が確認できるや否や、国や県の指示を待たず、直ちに罹病家畜を殺処分にしたうえ、徹底的な感染防止措置をとり、封じ込めに成功したとのことです。これを教訓に「痛手の回復」ではなく、「痛手の回避」が何より重要だと肝に銘じることです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高齢者クラブ信条 | トップ | ハンノキ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

霞ヶ浦浄化」カテゴリの最新記事