アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ハンゲショウ

2010年07月01日 | 霞ヶ浦浄化
 本活的梅雨のシーズンに入り、鬱陶しい蒸し暑い日が続いています。先週水曜日は雨と強風に襲われ、霞ヶ浦環境科学センターの定点植物調査は断念し、昨日実施することになりました。細かい霧雨が降る生憎の天候でしたが、風はなく傘を差しての調査となりました。
 昨日の収穫は、今日7月1日の花、ハンゲショウの花と白く変色した葉を見ることができたことです。ハンゲショウは湿った日陰に生えるドクダミ科の多年草で、最近急速に数を減らしている在来種です。幸運にも霞ヶ浦の湖畔では徐々に勢力を盛り返し、幾つかの群落が見られるようになって来ました。
 ハンゲショウは花期になると茎の先の葉の表が白く色が抜けます。虫に蜜のありかを知らせる仕組みのようです。白く変色するのは葉の表だけで、裏側は緑のままです。花期が過ぎると再び緑に戻る不思議な習性です。
 夏至から11日目から小暑前日までの5日間を半夏生(はんげしょう)と言い、丁度7月1日がその始まりの日になります。しかし半夏生は毒草のカラスビシャクのことで、ハンゲショウは「半化粧」と書き、一部の葉が部分的に色が抜ける意味を表す名前のようです。
 
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