霞ヶ浦環境科学研究センターの野外講座で国立環境研究所の水環境保全再生研究ステーションを訪れました。美浦村の元鹿島航空隊の跡地に位置するステーションは、霞ヶ浦の水質問題をケーススタディに水質保全技術の開発に取り組んでいます。
見学した施設は、霞ヶ浦水質汚染の最大の課題となっている家庭排水の浄化施設です。美浦村の下水の一部を研究用に直接引き込み、窒素や燐の除去技術を中心に研究しています。全国には、現在では浄化施設とは認められていない旧式施設が600万も残されています。これらをトイレや雑排水を高度に処理し、窒素を除去できる合併浄化槽に替えることが日本の水環境改善の大きな課題となっています。
さらにアオコ発生の原因となる燐の除去技術の開発に取り組んでいます。現在では純粋の燐を取り出す技術は完成していますが、コストがかかり過ぎ普及には至っていないそうです。
写真は開発途上国用に試験している「人口湿地」施設です。水生植物を植栽した2×6メートルの水槽に簡易処理した高栄養の汚水を流して水生植物に栄養分を吸収させるものです。電力が不要で管理が簡単なため開発途上国に普及し、地球レベルの水質汚染に一役駆ってもらいたいものです。
見学した施設は、霞ヶ浦水質汚染の最大の課題となっている家庭排水の浄化施設です。美浦村の下水の一部を研究用に直接引き込み、窒素や燐の除去技術を中心に研究しています。全国には、現在では浄化施設とは認められていない旧式施設が600万も残されています。これらをトイレや雑排水を高度に処理し、窒素を除去できる合併浄化槽に替えることが日本の水環境改善の大きな課題となっています。
さらにアオコ発生の原因となる燐の除去技術の開発に取り組んでいます。現在では純粋の燐を取り出す技術は完成していますが、コストがかかり過ぎ普及には至っていないそうです。
写真は開発途上国用に試験している「人口湿地」施設です。水生植物を植栽した2×6メートルの水槽に簡易処理した高栄養の汚水を流して水生植物に栄養分を吸収させるものです。電力が不要で管理が簡単なため開発途上国に普及し、地球レベルの水質汚染に一役駆ってもらいたいものです。
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