アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

センニンソウ

2010年09月13日 | 霞ヶ浦浄化
 我が家の近くの桜川河岸に、キツネノボタン科のセンニンソウが蔓を伸ばして藪を覆うようにして白い花を数箇所で咲かせています。白い花弁に見えるのはガクで、クレマチスの原種として知られています。毒草で馬も食べないことから「馬食わず」の俗名で呼ばれています。
 数年前は2キロほど下流の河口付近に分布が留まっていましたが、昨年辺りから学園大橋と土浦橋の間にも進出し、3箇所の群落が認められました。宿根性の在来種ですが、種子でも繁殖します。種子は羽毛状の花柱をつけていますが、飛翔力はそれ程無さそうです。鷺の足にでも付着して運ばれてきたものと思われます。
 センニンソウの花言葉は「安全」です。毒草なのに安全とは妙ですが、毒によって自身の安全を図っているのでしょう。9月11日はアルカイダによるアメリカにおける同時多発テロ発生9年目でした。今現地では、事件発生場所近傍で、イスラム教モスクの建設が計画され、各地で反対運動が激化しています。「アルカイダ憎し」が何時の間にか「イスラム教憎し」に置き換わってしまいました。
 アメリカ人は、イスラム教徒全体を敵に回してしまって、国の「安全」が守れるとでも思っているのでしょうか。第二次世界大戦の際、アメリカ在住の日系米国人を迫害したことを誤りだったと謝罪したばかりではありませんか。その反省は、早くも忘れ去られてしまったようです。それこそアルカイダの思う壺であることを認識すべきと思います。
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