アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

カラスビシャクを食草にするセスジスズメの幼虫

2006年09月12日 | うちの庭では
昨年あたりから、うちの庭にサトイモ科のカラスビシャクが増えてきました。カラスビシャクは球根から3枚の複葉を持つ葉柄を1本出します。葉柄の途中にムカゴを1個付け繁殖します。別に花茎を1本だし、水芭蕉の花を細くしたような緑色の花を付けます。目立ちはしませんが、楚々とした趣のある野草です。
庭のカラスビシャクは数を増すとともに大型化してきました。平家物語ではないが、奢れる者は久しからず。神様はある特定種が増え過ぎないよう巧みな仕掛けを用意しておられました。カラスビシャクの過大な増殖を抑制する虫が現れたのです。

10センチもある黒色の芋虫で、セスジスズメの幼虫です。背中に丸い模様があり、尾部の角がおしゃれで、シックで美しい芋虫です。セスジスズメは流線型のスマートな体型の、最もススメガらしい蛾です。特別大切でもない野草を食べて育つ虫ですので、そっと見守っていようと思います。
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1 コメント

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カラスビシャクとセスジスズメ ()
2011-09-10 21:36:40
はじめまして。私は植物と薬草と昆虫が大好きです。私もカラスビシャクが大好きです。カラスビシャクは薬草ですよね。セスジスズメの幼虫はツリフネソウ科のホウセンカとインパチェンス、アカバナ科のフクシア、ブドウ、サトイモ科のコンニャクとサトイモの害虫です。特にサトイモではセスジスズメとハスモンヨトウが並行して葉を食べることも多いようです。
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