アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

霞が浦から見える筑波山

2005年04月23日 | 霞ヶ浦浄化
沖宿から霞ヶ浦を前景に筑波山が見えました。男体山・女体山の二つの峰を持ち、関東平野を見下ろしています。雨をもたらす空、水を集める地形、そして水を湛える霞ヶ浦が一体となって、風土の景色を見事に演出しています。
あの筑波山に降った雨は、桜川に集まり、約40km流下して霞ヶ浦に達します。蒸留水にも近い清らかな雨水は、桜川を流下する間にその流域に住む人々に汚され、富栄養水となって霞ヶ浦に溜まります。霞ヶ浦の水はポンプアップされて上工水・農業用水として上流に逆送され、環境負荷物質を集めて、再び霞ヶ浦に戻ってきます。こうして霞ヶ浦はその流域の人々のゴミ捨て場になってしまいました。繰り返される水の循環利用により、環境容量を遥かに越える負荷物質が流入し、霞ヶ浦に環境汚染がもたらせられました。
霞ヶ浦環境科学センターは霞ヶ浦の環境蘇生を目指しますが、その目は霞ヶ浦そのものよりも、その流域の水利用に目を向けなければならないのではないでしょうか。
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