<7.23>
異変
多摩のヤブヤンマの産卵撮影です。初回15日は1♀のみの飛来で、スズメバチに襲われて逃げてしまいました。
6月下旬に羽化を見に行っていますが、羽化殻も未成熟も目撃できておらず、今季の異変を感じています。
12時から待機して、やっと今季初の産卵を撮影しました。前回同様、♂は飛来せず活性化には程遠い状況です。
若い♀も見られ、活動時期が後寄せになっているのならよいのですが。昨日、梅雨明けし快晴。現地は32℃。
到着時の正午過ぎに産卵していた2♀のうちの1♀ 数分間で姿を消す
12時半頃に飛来した若い♀ 産卵基質が分かっていない様子で何度も石に止まり、約20分間転々と移動
20分程して2♀同時に飛来しました。若い方は先程の♀とみて追いませんでしたが、画像で確認すると別個体。
13時10分頃 同時に飛来した2♀のうち若い方で美しい個体 もう一方の♀を撮影中に消えていた
同時に飛来したもう一方の個体は到着時にいた♀の再来 腹部第9、10節に泥が付着している
この♀は石の壁の苔を好んで産卵していた
約20分間産卵して近くの樹上に休止 約2時間後に姿を消した
コシボソヤンマの成熟♂が飛来して池を飛び回った後、静止しました。以前、当所で未成熟♂を目撃しています。
知り得る生息地からは直線距離で約2キロ、林の中を飛んで来ているようです。
<コシボソヤンマ> 若い♂
2023.7.23 東京都