<9.12>続編
恒例の信州(その3)
マダラヤンマの産卵は、数年来通っても撮影機会がなく究極の課題でしたが、幸運に恵まれてやっと撮れました。
この日は交尾態が多数見られ、絶好の産卵日和であったようです。
13時半頃、ガマの奥に♀が入るのを目撃、しばらくして姿を見せ一瞬で移動しました。初めての産卵撮影です。
♀ 産卵 緑色型
あまりにもあっけなく飛ばれ、再び水面を隈なく探して約20分後、連結から放れてガマの繁みに入る♀を目撃。
風が吹き隙間ができて姿が見えるような所に潜んでいました。辺りに♂の姿はなく、産卵開始を見張ります。
十数分経過して真下の水面に降りたようですが、見失いました。
♀ 静止 青色型
15時半頃、気温上昇で不活性であった♂が飛び始めました。ガマの繁みのなかで探雌に余念がありません。
水面から50cm程でホバリングする♂の下で♀を確認。交尾後直ちに産卵を始め、♂が警護していたようです。
頭しか見えませんが、落着いて産卵している様子。満足に撮れませんでしたが、再び産卵に出会いました。
♀ 産卵 緑色型で複眼が青い個体 移動してガマの隙間に姿を見せる
ほぼ全体の姿を見せた途端に飛立ち、見失いました。ここでの産卵は約4分間でした。
2015.9.12 長野県