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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オナガサナエ 2022<8月>

2022-08-11 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<8.6>

出が悪い

ヤブヤンマの池を後に2時間程かけて移動。猛暑と大気不安定で敬遠していた3週間ぶりのオナガサナエです。
約2時間待機して産卵の目撃は2♀。物足りませんが、2頭目が大きな卵塊を造ったので気分よく帰還しました。
度々の雨で川はやや増水したまま。夕方は曇天で27℃、最高気温と変わらず。

最初の♀は16時10分頃に飛来し約50秒間の産卵。卵塊がある程度の大きさになると振り落としていました。
まだ明るいと判断してストロボなしの撮影に拘りましたが、曇天下で見た目より暗く読みが甘かったようです。

♀ 産卵






次の♀は17時20分頃、飛来から飛び去るまで約1分30秒のやや長い産卵で卵塊が落下したのは2回。
最初に形成した卵塊はこれまで見たなかで最大級の大きさです。かなり暗くなりストロボなしでは撮れません。

ホバリングして卵塊形成を始める


15秒後


20秒後


25秒後


40秒後 卵塊が大きくなると前後に動く


50秒後 落下直前で腹部が微妙に動いている


再び卵塊を形成




2回目は20秒で卵塊が落下


20秒程ホバリングを続けた後、打水して飛び去る

2022.8.6 埼玉県

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オナガサナエ 2022<7月>

2022-07-26 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<7.23>

大暑(その2)

15時でオジロサナエを断念して、夕方のオナガサナエの産卵撮影に移動。最初の産卵は16時40分頃でした。
川がやや増水しているなかで3♀が飛来。2♀はコオニヤンマが捕食しようと追い回し落着いて産卵できません。
撮影したのは1♀で約1分間の産卵行動でした。気温はあまり下がらず17時で32℃。

♀ 産卵







2022.7.23 埼玉県

約2週間前に撮影した静止する♀です。

林縁にいた若い♀

2022.7.10 埼玉県

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ミヤマサナエ 2022<6月>

2022-06-05 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<6.1>

羽化の盛り

コオニヤンマの羽化撮影が一段落して他を探していると、午後になってミヤマサナエが次々に上陸してきました。
成虫は滅多に見ないのに羽化には度々遭遇します。当所では4月下旬にも目撃しましたが、今が盛りのようです。
付近ではオジロサナエも数頭が羽化していましたが、ミヤマサナエの個体数が断然多い状況でした。
発見時、脱出途上の♂とその近くで定位した♀の羽化の正午過ぎから13時前までの様子です。

♂ 羽化 12時12分頃 後肢が抜ける前


12時14分頃 休止 休止期は約7分間




12時20分頃


12時21分頃 脱出 16秒で完了






同 翅の伸長


12時25分頃


12時35分頃


12時53分頃 腹部の伸長


以下、♀の羽化です。上陸して上の♂の近くで定位、踏まないように気を遣いながら♂と交互に撮影しました。

♀ 羽化 12時10分頃 定位


12時13分頃


12時15分頃 裂開


12時16分頃


翅が抜ける


12時20分頃 休止 休止期は約7分間


12時24分頃


12時27分頃 脱出 3秒で完了






12時31分頃 翅の伸長


12時34分頃


12時49分頃 腹部の伸長


冒頭の♂は裂開を始めてからの撮影でしたので、定位を見つけた別の♂のシーンを抜粋しておきます。

♂ 羽化 裂開






脱出




水辺から3m以上離れた草叢で羽化していた♀です。これ程移動する個体がいるとは知りませんでした。

♀ 羽化

2022.6.1 埼玉県

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オナガサナエ 2019<9月>

2019-09-21 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<9.14>

増水した河川で

集中豪雨とその後の台風で観察地が土砂崩れになり、コシボソヤンマは中途半端のまま断念せざるを得ません。
オナガサナエも終わる頃で、増水した河川の状態が不安ながらも決行。小雨から天気が回復して最高気温25℃。
14時頃に到着、縄張りの♂がいてまずは安堵。14時40分頃、日が翳って♂が姿を消すと♀が飛来しました。
ストロボなしで撮影したいので、明るいうちの産卵を期待しましたが、次に撮れる所に飛来したのは17時直前。
すっかり暗くなり姿を追うだけで精一杯、しかも極短時間で終了。結局、最初の♀しか撮影できずに帰還です。

♀ 産卵




縄張りの♂は2頭、日が射すと河原に出てきて度々争っていましたが、珍しく近くに止まった場面です。

♂ 静止







2019.9.14 埼玉県

かなり前になりますが、同じ時期に撮影した♀と♂です。河川から相当離れた山麓の湿地で目撃しました。

♀ 静止




♂ 静止

2011.9.17 埼玉県

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ミヤマサナエ 2018<5月>

2018-05-29 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<5.26>

少数派

再び、同じ日の羽化です。オジロサナエを撮影していると大き目の個体が視界に入りました。ミヤマサナエです。
当所で何度か羽化直後の個体を見ていますが、少数派で羽化撮影ができるのは何時のことやらと思っていました。
多数のオジロサナエが羽化するなかで、目撃はこの1頭のみ。後程、辺りを見て羽化殻1個を確認しました。
12時49分、あと一歩で裂開前から撮影できたので残念ですが、♀の羽化を時系列で追ってみます。

12:49 翅が完全に抜ける直前


12:50:48 前肢が抜ける直前


12:51:48 後肢が抜ける


12:52 休止 休止期約6分


12:54 休止


12:57:50 脱出開始


12:57:57


13:58:00 脱出完了まで10秒


12:58:18


12:59 脱出から約1分後


13:01 脱出から約3分後


13:09 脱出から約11分後


13:10 翅の伸張


13:16 脱出から約18分後 腹部の伸張


13:22 脱出から約24分後

2018.5.26 埼玉県

7年前になりますが、当所で撮影した羽化直後の♂です。

♂ 羽化直後

2011.6.15 埼玉県

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