鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

日韓対決を制せよ

2010年04月26日 | Weblog
注目の岩政対イ・ドングクの日韓対決=ACL
 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選リーグ第6戦(28日)で2位の全北現代との直接対決を控える鹿島アントラーズが26日に練習を行い、主力選手は軽めの調整に終始した。とはいえ、練習前には全北現代のACLでの戦いをまとめた映像をチェック、翌27日には、24日に行われたKリーグの試合を確認するとのこと。チームはすでに臨戦態勢に入っている。

 中でも、3月9日に行われた前回の対戦で、韓国代表FWでもあるイ・ドングクを封じた岩政大樹は、チームメートのイ・ジョンスからプレッシャーを受けているという。
「ジョンスは彼(イ・ドングク)と仲がいいらしく、よく電話で話しているみたいですね。その中で僕のことがちょくちょく話題に出るみたいです。だからジョンスも煽ってくる(笑)。彼にしたら、両方とも知っているから楽しいんじゃないですか」

 全北現代のエースFWでもあるイ・ドングクは、何もできなかった先の試合をかなり悔しがっているという。同じことを繰り返さないよう、相当の意気込みで来るはずだ。
「彼にそうやって、名前というか顔を覚えてもらえるのは光栄です。僕が代表を外されるきっかけになった試合にも出ていた選手ですし、そこを抑えればまた自信になります。気持ちを高めて臨まないといけない選手だと思います」

 イ・ドングクは直近のKリーグの試合でもゴールを決めている。一方、迎え撃つ岩政も24日の横浜FM戦で相手のシュートに素早く反応し、何度もブロックするなど好調を保っている。全北現代は1トップを採用しているだけに、岩政とのマッチアップは必然。楽しみな対決となった。


取材:田中滋
[ スポーツナビ 2010年4月26日 20:38 ]


イ・ジョンスからプレッシャーをかけられる岩政である。
前回の対戦では岩政に軍配が上がった。
しかしながら、今回も同様に抑えられるとは限らぬ。
勝負とは時の運も関わってくるのだ。
とはいえ、岩政も韓国代表のFWを抑え込み、更なるDFの域に到達したいと考えておろう。
我等も同様である。
完封で勝利し、気持ちよくラウンド16へ進みたい。
我等の声を聖地にこだまさせ、選手を鼓舞するのだ。
選手・チームと一丸となり、勝利を後押ししようではないか。

勝利を目指せ

2010年04月26日 | Weblog
鹿島新井場、全北現代戦「勝つしかない」
 鹿島は26日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ最終節全北現代戦(28日、カシマ)に向け、調整練習を行った。引き分け以上で1位通過が決まるが、引き分け狙いという気持ちは皆無。DF新井場徹(30)は「厳しい試合になるのは間違いないけど、相手がどういうサッカーをやるとかは関係なく勝つしかない」と気持ちを引き締めていた。
 [2010年4月26日18時40分]

鹿島DF「引き分け狙いだとやられる」
 24日の横浜戦で4試合ぶりに勝利した鹿島は26日、28日のACL全北(韓国)戦に向けて練習を再開した。主力組はウエートトレやランニングのみの軽めの調整で終了。全北戦は引き分けでも1次リーグの1位突破が決まるが、DF新井場は「引き分け狙いだとやられる。しっかり勝ちにいきたい」と表情を引き締めた。また、腰椎(つい)椎間板ヘルニアから復帰したMF本山が、サブ組の練習に合流。ミニゲームでは正確なパスで攻撃の組み立ての起点となるなど、順調な回復ぶりをアピールした。
[ 2010年04月26日 14:52 ]

勝利を目指す新井場である。
確かにACLのグループステージの突破は決まっており、引き分けでも首位通過は決まる。
しかしながら、ここで気を抜いてしまっては、勝ち点の積み上げは難しくなろう。
良い例として、今季のCL ユヴェントスとバイエルンの試合が思い起こされる。
引き分けでも通過が決まるホームのユーヴェが先制し、ほぼ勝利を手中に入れたかに思えた。
しかしながら、PKにて同点に追いつかれ、守備固めを図るも失点を重ね、良いところなく1-4で敗れ去った。
当然の如くCLの決勝トーナメントには進めずに終えたのである。
自分がユーヴェのサポーターであれば発狂しておったやも知れぬ。
このときの監督が野沢を褒め称えたチロ・フェッラーラ氏である。
ホームで引き分けというタスクは難易度が低いように思える。
しかしながら、この気持ちの緩みが及ぼす影響は果てしなく大きい。
ここは気持ちを引き締め、勝利のみを追求するのだ。
聖地には勝利がよく似合う。
我等も気合いを入れて集まりたい。
そして声を出してチームを鼓舞するのだ。
必ず勝とう、絶対勝とう。
鹿島の神を呼び起こすのだ。
政子と頼朝は久々に家族水入らずで三浦に遊んだ。
鎌倉に来ていた頼朝の甥・一条高能も一行に同行したのだった。

Fマリノス戦レビュー

2010年04月26日 | Weblog
【J1:第8節 横浜FM vs 鹿島】レポート:鹿島がリーグ戦4試合ぶりの勝利! 横浜FM は後半、相手の術中にハマってしまう。(10.04.25)
4月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第8節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (17:03/日産ス/43,025人)
得点者:21' イジョンス(鹿島)、30' 渡邉千真(横浜FM)、51' 小笠原満男(鹿島)、60' マルキーニョス(鹿島)

「ちゃぶられました。完敗です」(木村和司監督)「こういう試合に勝たないといけないけど、今日は完敗」(栗原勇蔵)。
2人ともサバサバした表情だった。横浜F・マリノスの監督、選手が認める鹿島アントラーズの快勝。鹿島が4万人以上の大観衆の前で、王者の力を見せつけたのだ。

前半は、両チーム合わせてイエロー5枚が飛び交うほどの激しいゲームとなった。シュート数も横浜FMが8本、鹿島が7本をそれぞれ放つ、スリリングな展開に。先制点が訪れたのは21分。鹿島・小笠原満男の左FKをイ ジョンスが中央でズドン。相手DFの二枚看板、中澤佑二と栗原に競り勝つ見事なヘディングシュートを叩き入れた。
横浜FMは、その9分後に追いつく。中村俊輔の右へのフィードを受けた波戸康広が、ドリブルで敵DFに突っかける。右へ行くフェイクを入れてから、左へかわして即クロス。ファーから飛び込んだ渡邉千真が豪快なヘッドで押し込んだ。
その後、鹿島は35分に右クロスに合わせた遠藤康が、横浜FMは44分に右CKから頭で狙った栗原が、それぞれ決定機を迎えたが決め切れない。

後半の立ち上がりは、横浜FMが山瀬功治のドリブルなどで攻勢に出るも、鹿島DFにしっかり対応される。すると、51分に王者が突然、牙を剥く。右からマルキーニョスがドリブルで切り込み、中央へ鋭いパスを送る。中で興梠慎三が潰れて、大外から走り込んだ小笠原が、カバーに入った中村を振り切って冷静にプッシュ。
また、この時の野沢拓也のプレーも特筆もの。右サイドで内田篤人からのパスを受けると、敵の中澤が迫るのを背中で感じ、とっさの判断でアウトサイドパスをマルキーニョスに送る。これで中澤を上手く引きつけたのが、ゴールを呼んだ遠因だろう。さらに、野沢は60分にマルキーニョスが決めたチーム3点目をアシスト。マルキーニョスの走る速度、位置を正確に計ったかのような素晴らしいスル―パスだった。

横浜FMにとっては、2点目の失点が痛かった。
「そこから相手のラインがベタ引きになり、カウンター一発という、いつもの得意なパターンでやられた」
悔しさをにじませて、兵藤慎剛がそう語る。鹿島の3点目は、GK曽ヶ端準が素早く蹴った逆襲のフィードが野沢に渡り、生まれたもの。鹿島の術中にハマってしまったと言えばそれまでだが、チームの成熟度の差が出てしまう。
2点差を追いかける横浜FMは狩野健太、バスティアニーニという攻撃のカードを投入し、最後は栗原を前線に上げたものの、付け焼刃的なアタックは、どこか迫力が感じられない。そして、「完敗」を告げる審判の笛が鳴った。

ホームで屈辱を味わった横浜だが、逆に吹っ切れたのではないか。今季、初めて4―3-3システムを試した。49分に波戸が負傷交代、中澤が体調不良から復帰したばかりで本調子でなかったなど、本来のポテンシャルを発揮できない要素がいくつかあった。もちろん、この悔しさを忘れてはいけないが、「こういう時もある。切り替えてやるしかない」(栗原)。


以上
2010.04.25 Reported by 小林智明(インサイド)


Fマリノス視点のレビューである。
ホームで敗戦を喫した彼らは無念であったと言えよう。
報道に於いては圧倒的存在感を見せつけた小笠原満男とJリーグ100ゴールのマルキーニョスに注目が集まったが、勝利の鍵は野沢にあったとの小林氏の見解である。
確かに3点目のスルーパスは野沢のわかりやすさが溢れておった。
Jリーグアフターゲームショーの「今節のベストゴール」選ばれ、平畠氏に褒めちぎられただけのことはある。
実況でもチロ・フェッラーラ氏に絶賛されたのは日本代表の10番を背負う男ではなく、野沢拓也その人であったことでも証明されておる。
数字には表れぬ、選手の活躍で勝利しておくことは非常に喜ばしい。
全員で勝ち取った勝利である。

カシマスタジアム、更なる新化

2010年04月26日 | Weblog
カシマスタジアム:太陽光発電を導入 来年3月の完成目指す /茨城
 ◇試合ない平日は売電も
 鹿島アントラーズFCは23日、カシマスタジアムに太陽光発電施設を導入する計画などを盛り込んだ今年度の新規事業計画を発表した。同スタジアムを所有する県は、第1期工事費約1億2600万円について国のグリーンニューディール基金を当て込んでおり、11年3月完成を目指す。スタジアムの電力消費を太陽光発電で賄うだけでなく、試合のない平日には売電する計画で、鈴木秀樹事業兼広報部長は「平日の経済効果は大きいのではないか」と期待している。

 県と同FCが取り組むエコスタジアム改修事業の一環。鹿島臨海鉄道の鹿島スタジアム駅とスタジアム第2ゲートを結ぶ通路(高さ4メートル、幅15メートル、長さ144メートル)を新設し、太陽光発電パネルは通路架台の上部(約2100平方メートル)に取り付ける。

 第1期工事では、パネルを設置する想定面積の約半分にあたる約1000平方メートルのみ施され、生産される電力は約100キロワット。あとの半分は来年度以降、「県民参加型」で基金を募り、パネルを少しずつ増やしていく方向という。FC側は「架台にパネルが増設されていく様子を入場者に見てもらいながら、エコロジー推進をアピールしていきたい」と話している。
【岩本直紀】
毎日新聞 2010年4月24日 地方版


ハイテクスタジアムが更に新化する。
太陽エネルギーで大いなる力を得るのだ。
レプカがブライアック・ラオ博士の行方を追うほどの強力なエネルギー源である。
一部を利用するだけで巨大飛行兵器ギガントを飛ばせるのだ。
ダイスの活躍は如何に。

三期連続黒字

2010年04月26日 | Weblog
サッカー:J1 鹿島アントラーズ、3200万円の黒字--09年度決算 /茨城
 鹿島アントラーズFCは23日、3200万円黒字という09年度決算概要を発表した。黒字は3期連続。Jリーグ初の3連覇達成などの効果により1ゲーム当たりホームゲームの平均入場者数が約2万1600人(昨年比約1900人増)と大きく増え、それに伴う入場料収入が約1億円増となった。営業収益は44億800万円(前期比5・5%増)。

 大東和美社長は「今年はJリーグ連覇やACLのチャンピオンを目指したい」と今年度の抱負を述べた。

毎日新聞 2010年4月24日 地方版

営業収益が5.5%も増えた鹿島アントラーズである。
これも三連覇が影響していよう。
勝ち続けることが重要なのである。
大東社長の申すように、今季はリーグとアジア征圧を達成し、更なる収益を目指したい。

小笠原満男を見よ

2010年04月25日 | Weblog
【Jリーグ】悲壮な決意で最後のアピールを見せる小笠原満男
「チケットを買ってでも南アへ行きたい!」

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は1次リーグで5戦全勝しているものの、Jリーグでは最近3試合未勝利で足踏み状態だった鹿島アントラーズ。24日の第8節は横浜F・マリノスとの対戦だった。かつてイタリアでプレーした中村俊輔と小笠原満男の直接対決がメディアを賑わせていたが、小笠原の方は「ボクシングじゃないし、2人で戦うわけじゃないからね」と軽く流していた。

司令塔対決以上に注目されたのが、日本代表メンバー23人の残り数枠を巡る戦い。横浜には栗原勇蔵、山瀬功治、鹿島には小笠原、岩政大樹といった微妙な選手たちがいる。「マリノスには中澤(佑二)さんがいる。自分が超えなければいけない存在。彼に日本のディフェンスラインがおんぶに抱っこじゃいけない。そういう意味でも意識する人。自分はチームで結果を残し続けることしかできない」と岩政は話していたが、彼らはそれぞれ複雑な思いを抱えてピッチに立った。

試合は鹿島がJリーグ3連覇中の王者らしい戦いぶりを見せた。前半こそ先制しながら同点に追いつかれるなど攻守両面に不安定さを感じさせたが、後半は足元でつなごうとする横浜攻撃陣からボールを奪い、マルキーニョスと興梠慎三の速さを生かして点を取りに行くスタイルがうまく機能した。圧巻だったのが小笠原が挙げた後半6分の2点目。右サイドで内田篤人→マルキーニョス→内田→野沢とパスがつながり、野沢のパスを中央へ移動したマルキーニョスがボールを受けて、ペナルティエリアをえぐって中へ折り返す。次の瞬間、興梠が滑り込んでDFをひきつけ、ファーサイドにフリーになった小笠原が決めるという形だったが、普段は滅多にゴール前に上がらないボランチの一瞬の戦術眼がキラリと光った。

「中でセンターバックがつり出されて薄くなっているのが見えた。あんまりゴチャゴチャしてたら行かなかったけど、空いたんでね」と彼はさらりと言ったが、その判断が実に見事だった。栗原も「あそこに出れば点数が取れると分かっていて出てきた。1回しか出てこないのに決めてくるのがすごい。そういうところが鹿島との差だと思う」と脱帽していた。

こういう能力を示せる選手を日本代表で使わないのはあまりに惜しい。司令塔対決の相手・中村俊輔の状態が明らかによくないからこそ、余計にそう思えてくる。左足甲の打撲の影響が大きいのだろうが、彼は3月初旬にJに復帰した頃より精彩を欠いている。中途半端にプレーしながらケガを治そうとするからコンディションが上がりきらないのではないか。中村と代表の中盤でコンビを組む遠藤保仁(G大阪)も、2週間の欠場を経てようやく24日のFC東京戦で復帰したが、まだ万全ではないようだ。そんな状況を踏まえると「岡田武史監督は小笠原や小野伸二(浦和)の選出を真剣に考えた方がいい」と言いたくなる。

小笠原自身は「何とか南アには行きたい。ここ何試合か代表に入れてないし、厳しい現実も理解しているけど、可能性は全くないわけじゃない。今は代表の中盤でベストじゃない選手もいるし、可能性はあると信じてやっていきたい」とどこまでも前向きだ。そんな彼に「23人枠に入れず、バックアップンバーでの帯同を求められたらどうするか?」と少し意地悪な質問をしたところ、「それでも、南アに行けて、チームの力になれるならいい」とキッパリ言った。

「ああいうワールドカップみたいなタフな試合を身近で見ること自体、滅多にできるもんじゃない。23人に入れれば一番いいけど、自分で金を払ってチケットを買ってでも行きたいくらいだからね。最後のチャンスをつかむためにやること?いいプレーをすることが全てでしょ。チームで」と小笠原は自分に言い聞かせるように話した。

2006年ドイツ大会の頃の彼だったら、バックアップメンバーでも帯同したいなどと発言しただろうか…。当時はまだ20代半ばで「自分が華やかな大舞台で活躍したい」という思いが強すぎて、どこかでエゴを出してしまっていた。しかし今回の南アがサッカー人生最後のワールドカップになるであろうことを彼自身、よく理解している。ゆえに「石にかじりついてでも何とかしたい」という強い気持ちを持ち続けているのだ。

岩政にしても、山瀬や栗原にしても、小笠原と似たような思いはあるはず。すでに軸が決まっている日本代表に新たな選手が入る余地がほとんどないのも周知の事実だが、それでも使える選手を最後の最後まで探すべき。それはチームを活性化させるためにも重要なことだ。

数少ない可能性に賭ける彼らをナマで見ずに、欧州視察旅行に出かけている岡田監督にここで一言、物申したい。「悲壮な決意で最後のアピールをしている選手たちの姿を見てください」と。


元川 悦子 04月25日13:21

悦っちゃんのコラムである。
気持ちが強く伝わってくる。
日本サッカーを牽引してきたゴールデンエイジ・79年組に対する思いが強くあるのが良く分かる。
彼女はサッカージャーナリストとして、またサッカーファンとして彼等をずっと追ってきたはずである。
だからこそ、小野伸二がどこに所属して居るのかさえも勘違いしてしまうのである。
決して、惚けたわけではない。
惚けておるのは、眼鏡が曇った別の男である。

Fマリノス戦報道

2010年04月25日 | Weblog
小笠原V弾、俊輔に快勝/J1

横浜MF中村(右)は鹿島MF小笠原(左)にゴールを決められ悔しがる
<J1:鹿島3-1横浜>◇第8節◇24日◇日産ス

 日本トップクラスの司令塔対決で、鹿島MF小笠原満男(30)が横浜MF中村俊輔(31)に「完勝」した。鹿島はアウェーで横浜に勝利。小笠原は前半21分にFKからDFイ・ジョンスの先制点をアシストすると、後半6分には決勝ゴールをマーク。1得点1アシストの活躍で、チームにリーグ戦4試合ぶりの勝ち点3をもたらした。

 日本代表の司令塔、中村になくて小笠原にあるもの-。横浜-鹿島戦の勝敗を分けたのは、カウンターの起点となる小笠原の守備力だった。

 前半40分。自陣中央でボールを持つ中村の懐に入り、腰を入れてボールを奪い取った。そこから鹿島得意の素早いカウンターが始まった。得点にこそならなかったが、守りに回っているように見えて、鹿島が必要なときに点を取れるのは、小笠原の働きが大きい。

 小笠原 (中村が)ボールを持つと横浜の選手みんなが追い越していくから、そこで(中村から)ボールを取れば(横浜の選手)3~4人を置き去りにできる。だから、そこを狙っていた。

 チームメートの日本代表DF内田が「(小笠原)満男さんは危ない時の空気を読める」と称賛する小笠原の守備力。06年ドイツW杯では攻撃的MFだったが、現在は守備的な位置を務める。「取れる時にしっかりボールを取り切って攻めにつなげることが大事」。相手が攻撃に入った時に中盤でボールを奪い、カウンターへの「スイッチ」となる攻守の切り替えの速さ、その能力は日本随一。W杯で日本の武器となり得る。

 日本代表MF中村との「直接対決」は、存在感で完全に上回った。前半21分にはFKからDFイ・ジョンスの先制点をアシスト。同点の後半6分には、マルキーニョスのクロスに後方からゴール前まで走り込んで決勝点をたたき出した。「相手のセンターバックが(外に)つり出されていたし、中が薄かったので、パスが来ると思って走り込んだ」と、冷静に振り返った。

 2月の東アジア選手権以来、代表からは遠ざかっている。「W杯のためにサッカーをやってはいない。でも、可能性は少ないけど、あると信じてやりたい。23人には入りたいけど、バックアップでもね。お金を払ってでもいきたいから。今はチームで頑張るしかない」。小笠原は不振の岡田ジャパンの救世主となる力を持っている。
【菅家大輔】
 [2010年4月25日8時57分 紙面から]



前半、競り合う横浜MF中村(左)と鹿島MF小笠原(撮影・鹿野芳博)

鹿島・小笠原V弾!俊輔との対決制した
2010.4.25 05:02

俊輔(右)を密着マークする小笠原。実に3094日ぶりとなる直接対決で、鹿島の司令塔が輝きを放った(撮影・財満朝則)
 J1第8節第1日(24日、横浜M1-3鹿島、日産スタジアム)リーグ4連覇を狙う鹿島は、主将のMF小笠原満男(31)が1ゴール1アシストと活躍し3-1で横浜Mに勝利。中村俊輔(31)との3094日ぶりの司令塔対決に完勝した。鹿島FWマルキーニョス(34)がJ1史上5人目となる通算100得点を達成した。清水は大宮を2-1で下し、磐田に0-1で敗れた浦和を抜いて首位を奪還した。浦和の連勝は4でストップ。川崎、G大阪は快勝。山形は京都に逆転勝ちした。

 王者の意地が、小笠原の意地が、敵地・横浜で強烈な輝きを放った。
 まず前半21分。左サイドからのFKで韓国代表DF李正秀の先制ヘッドをアシスト。そして1-1に追いつかれて迎えた後半6分だった。ゴール右からFWマルキーニョスがファーサイドへ放ったクロスに突進。左足でけり込んだ今季初ゴールが、4試合ぶりの白星を決めた。
 「(ボールが)来ることを信じて(ゴール左の位置に)入っていた。個人的な戦いではない。チームが勝ててよかった」
 相手の中盤の核は中村俊輔。“最高の司令塔”対決でもあったが、「ボクシングじゃないんだから」と、両者がクローズアップされたことを笑った。俊輔との直接対決は01年11月3日のアウェー戦以来3094日ぶり。負傷の影響か精彩を欠いた俊輔に対し、小笠原の存在感は際だっていた。
 俊輔がボールを持てば縦パスを期待して相手選手は前線へ駆け上がる。「そこで(ボールを)とれればチャンスになると思った」と逆に味方のカウンターを組み立て、豊富な運動量でチームに尽くした。
 欧州視察中の岡田武史監督(53)に代わって日本代表スタッフが視察。W杯メンバー当落線上にいる小笠原だが、02年日韓、06年ドイツ大会に続く3度目の大舞台を熱望する思いは、寡黙な男の胸を焦がすばかりだ。
 「可能性は低いかもしれないけど、ゼロではないと信じている。いいプレーをするしかない。バックアップでもいいから行きたい。ああいう試合を間近で見たい。お金を払ってでも行きたいぐらいの価値がある」
 切ないほどの思いと、ピッチで証明し続けるその力は、この日フランスにいた岡田監督に届くのか。
(丸山汎)


横浜M-鹿島 後半15分、J1通算100得点を達成し、ガッツポーズで喜ぶ鹿島・マルキーニョス=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半21分、ゴールを決めた鹿島・李正秀(右から2人目)を祝福するマルキーニョス(右端)、中田(左端)ら=日産スタジアム


横浜M-鹿島 後半、鹿島・小笠原(左端)と競り合う横浜M・中村=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半21分、ヘディングでゴールを決める鹿島・李正秀(奥)=日産スタジアム


横浜M-鹿島 後半、激しく競り合う鹿島・興梠(13)、横浜M・中沢(22)=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半、横浜M・中村(右)と競り合う鹿島・小笠原=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半、シュートを放つ鹿島・小笠原=日産スタジアム


どんな形でも…小笠原、W杯へ魂の一撃!

<鹿島・横浜>後半6分、中村俊(左)のプレッシャーをうけながらゴールをきめる鹿島・小笠原(右)
Photo By スポニチ

 【鹿島3―1横浜】鹿島はW杯メンバー入りを狙うMF小笠原満男(31)の1得点1アシストの活躍などで快勝した。1―1の後半6分にFWマルキーニョス(34)からの右クロスを小笠原が今季初得点となる決勝弾を決め、横浜の日本代表MF中村俊輔(31)との司令塔対決を制した。チームも3月27日の山形戦以来、4試合ぶりに勝利した。

 MF小笠原が3大会連続のW杯出場へ、望みをつなぐ一撃を決めた。1―1の後半6分にFWマルキーニョスからの右クロスをファーサイドで左足で合わせて勝ち越し。前半21分にはFKからDF李正秀の先制点をアシストするなど、J屈指の司令塔対決となった一戦で横浜・MF中村以上の存在感を示した。文句なしの活躍を見せた試合後、W杯への思いを聞かれるとせきを切ったように熱い思いを打ち明けた。

 「(2月の東アジア選手権以降は)代表に入れていない現実は理解している。でも、中盤に体調がベストじゃない選手もいる。可能性は高くないけど、最後まで信じてやりたい。(23人の)正メンバーに入れるに越したことはないけど、ああいう(W杯の)試合はなかなか見ることはできない。お金を払ってでも行きたい価値のあるもの」

 仮にバックアップ要員だったとしても構わない。過去W杯2大会に参加した小笠原が、W杯メンバー入りへの強いこだわりを見せた。

 今年1月にW杯ドイツ大会以来、約3年半ぶりに日本代表に復帰。人見知りな性格だが、自ら「新人のおっさん」と名乗って積極的に周囲とコミュニケーションを図り、コンセプト吸収に努めた。だが、東アジア選手権では本職のボランチではない2列目での起用に実力を発揮できず、それ以降の招集はなし。「全く知らないところから入って分かった部分もあったけど、残念。もう少し試合に出られれば良かった」。出場は香港戦だけの1試合、わずか62分間。アピールが不完全燃焼に終わり、無念さをにじませた。

 5月10日のメンバー発表まで、鹿島での公式戦は3試合。「状況も状況だし、まずはチームで頑張るしかない」。その熱い魂で、W杯メンバーへの扉をこじ開ける。

[ 2010年04月25日 ]

“らしさ”満点!マルキJ通算100ゴール達成

<鹿島・横浜>後半15分、ゴールをきめ喜ぶ鹿島・マルキーニョス(手前は横浜GK飯倉)
Photo By スポニチ

 【鹿島3―1横浜】退場処分を受けた4日の仙台戦から3試合ぶりに復帰した鹿島のFWマルキーニョスが、史上5人目となる通算100得点を達成した。

 後半15分にGK曽ケ端のロングスローを受けたMF野沢からパスを受けると、1トラップで横浜の日本代表DF中沢を振り切って右足シュート。3人で計5タッチの鮮やかな速攻で貴重な追加点を奪った。

 3月末に父が急死したが、葬儀に間に合わず帰国を断念。その間も心配する仲間を気遣って明るく振る舞ってきた。横浜、清水などを渡り歩いたJ10年目のストライカーは「このゴールを今まで育ててくれたクラブやサポーターにささげたい」と笑顔で話した。

 ≪史上5人目≫鹿島FWマルキーニョスが史上5人目のJ1通算100ゴールを達成。初ゴールは東京V時代の01年8月25日の名古屋戦。また、鹿島での通算ゴールがちょうど半分の50ゴール目。鹿島の通算得点では長谷川(89)柳沢(80)小笠原(59)マジーニョ(52)に次いで、アルシンドと並ぶ5位タイ。

[ 2010年04月25日 ]

元ユーベ監督フェラーラ氏、横浜―鹿島戦を観戦
 【鹿島3―1横浜】元イタリア代表DFで、ユベントス前監督のチロ・フェラーラ氏(43)が横浜―鹿島戦を観戦。鹿島のMF小笠原について「ゲームをうまくコントロールし素晴らしい試合をした。質も高い」と称賛した。

 W杯メンバーの当落線上にいることを知らされると「それは(岡田)監督が決めること。でも、代表と鹿島のシステムが同じなら、彼は必要な戦力だと思う」と話した。一方、セリエAで何度か対戦した横浜のMF中村については「体調がベストでないのは見て分かる。でも、彼の質の高いプレーは代表には欠かせないはずだ」と話していた。

[ 2010年04月25日 ]

小笠原、南アへアピール弾「お金を払ってでも行きたい」…鹿島

後半6分、ゴールを決めイレブンと喜び合う鹿島・小笠原(左から4人目、右端は横浜M・中村俊)
 ◆J1第8節 横浜M1―3鹿島(24日・日産スタジアム) 鹿島MF小笠原満男(31)が、横浜M戦で先制アシストと決勝ゴールを決める大活躍を見せた。試合も敵地で3―1と快勝し、4試合ぶりの勝ち点3。W杯日本代表メンバー入りを最後までアピールし続ける。

 存在感が際立った。前半21分、MF小笠原は40メートルの右足ロングクロスでDFイ・ジョンスの先制点を引き出すと、同30分にはFWマルキーニョスのクロスを左足で合わせて決勝弾。「勝てていない中で、勝ちたい気持ちをプレーに出せた。結果が出て良かった」。横浜Mの日本代表センターバックコンビを相手に1得点1アシスト。4戦ぶりの勝利を導き、晴れやかな表情を浮かべた。

 攻撃だけではない。前半40分には体を入れて相手MF中村俊からボールを奪い、決定機につなげた。「相手は俊さんにボールが入ると、選手が追い越していく。そこで奪えれば相手を置いていけるし、チャンスになる」。その後も再三マークにつき、気持ちごとぶつかるように守った。「ボクシングじゃない」と話す通り個人勝負ではないが、日本代表エースを沈黙させた。

 W杯への思いが日に日に強まる。最終候補に名を連ねるが、最近の日本代表戦2試合は招集されていない。「厳しいことは理解している」と自覚しながらも「可能性はゼロじゃない。正メンバーに入れることに越したことはないけど、バックアップでも入れるのなら入りたい。お金を払ってでも行きたい」と思いのたけをぶちまけた。

 鹿島では、今季新加入のイがチームに慣れるようにと食事に誘った。公式戦デビューを控えたMF小谷野には、試合中にもかかわらず「しっかり体を動かせ」とベンチへ叱咤(しった)。この試合も、3点目が入った後、「サボらず前に行くぞ」と叫んだ。ピッチ以外でもチームにプラスアルファをもたらすことができる真のリーダー。岡田監督が「必要」と気づくまで結果を残し続ける。

(2010年4月25日06時03分 スポーツ報知)

J1鹿島、4戦ぶり白星
 J1鹿島は24日、日産スタジアムで横浜Mと対戦し、FWマルキーニョスがリーグ通算100得点を決めるなど3-1(前半1-1)で、リーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。
 鹿島は前半21分、FKからDF李正秀がヘディングシュートを決めて先制。その後同点に追い付かれたが、後半6分にMF小笠原が勝ち越し点を挙げると、15分にもマルキーニョスがダメ押しした。


【写真説明】
横浜M-鹿島 4試合ぶりに勝ちサポーターの声援に手を上げてこたえる鹿島の選手たち=日産スタジアム


小笠原満男の代表復帰を推す各紙である。
篤人のコメントを報じるニッカンと小谷野を気遣う満男を報じる報知は頑張ったと言えよう。
とはいえ、今回はチロ・フェッラーラ氏について報じたスポニチに軍配を上げたい。
彼の申すように日本代表のシステムを鹿島と同様にし、小笠原満男を起用すべきであろう。

輝きを取り戻した山形・田代

2010年04月25日 | Weblog
ついに目覚めた!山形・田代、値千金ゴール
2010.4.24 17:36

後半、逆転ゴールを決め喜ぶ山形・田代=西京極(撮影・森本幸一)
 J1第8節第1日(24日、京都1-2山形、西京極)山形に今季から加入した田代が勢いに乗ってきた。後半ロスタイムに下村からの右クロスを右足でけり込み、値千金の勝ち越しゴール。リーグ戦ここ5試合で4得点と大暴れだ。
 出場機会を求めて鹿島から移籍してきた。初めは周囲との連係がうまくいかなかった。先発しても途中交代が続いたが、第4節の鹿島戦での初ゴールをきっかけに目覚めている。小林監督も「こんなに変わるのかなというぐらい、ゲームに溶け込んでいる」と驚くほどだ。
 田代は「鹿島とは違うサッカーで理解するのに時間がかかった。悔しい思いもしたけれど、そのおかげで今がある」と自信をのぞかせた。山形の新エースが得点を量産しそうだ。


「悔しい思いもした」田代 新天地で大暴れ!

<山形・京都>試合終了後、サポーターの声援にガッツポーズで応える決勝ゴールを決めた山形・田代
Photo By スポニチ

 【山形2―1京都】今季、鹿島から加入した山形・FW田代が後半ロスタイムにMF下村からの右クロスを右足で蹴り込み、値千金の勝ち越しゴールを決めた。

 リーグ戦ここ5試合で4得点の大暴れに小林監督も「(不調だった開幕直後と比べ)こんなに変わるのかなというぐらい、ゲームに溶け込んでいる」と目を細めた。田代は「鹿島とは違うサッカーで理解するのに時間がかかった。悔しい思いもしたけど、そのおかげで今がある」と自信をのぞかせた。

[ 2010年04月25日 ]

新エース田代が5戦4発…山形
 ◆J1第8節 京都1―2山形(24日・西京極) またも山形の新エースが試合を決めた。1―1の後半47分。FW田代がマークを引きはがし、右クロスをゴール左に流し込んだ。「入ってくれて良かった」。ここ5戦で4発。端正なマスクを崩した。

 開幕直後の戸惑いは、もうない。鹿島から期限付き移籍したが、「何をしたらいいのか分からなかった」。速さでゴールに向かう鹿島とは違い、山形はボールを失わないことが第一で、攻撃でもリスクを極力回避する。「以前は速ければ速い方がいいと思っていた。でも、少しずつ分かってきた」。持ち味のダイナミックさも取り戻した。

 「これで満足せず、次に向かっていきたい」。元日本代表が、新天地で再び輝き始めた。

(2010年4月25日06時41分 スポーツ報知)

後半47分に決勝ゴールを決め喜びを爆発させる田代(左)(中央は石井、右は古橋)

[ J1:第8節 京都 vs 山形 ]

1-1の同点で迎えた後半ロスタイム、山形は下村東美からのボールを田代有三(写真)が右足で決めて決勝ゴール!山形が田代の劇的ゴールでアウェイで貴重な勝点3を手に入れた。

[ J1:第8節 京都 vs 山形 ]

試合後、サポーターとがっちり握手を交わす田代有三(山形)。田代はここ5試合で4ゴールを決めるなど調子を上げている。


山形にレンタルしておる田代が爆発しておる。
山形の戦術を理解し、チームにフィットしたとのこと。
FWとしての能力は天下一品である、この程度の活躍は当然であろう。
南アフリカに連れて行くのも一考では無かろうか。

Fマリノス戦コメント

2010年04月25日 | Weblog
2010Jリーグ ディビジョン1 第8節
vs横浜F・マリノス

鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ハーフタイムが非常に大事な試合だった。前半は細かな部分でのボールの支持率や、我々の好ましい状況にすることを伝えるのが難しかった。修正点をハーフタイムに伝え、狙いを明確にした。3点目がそれを特に象徴していたと思う。マリノスは個人能力が高い選手が揃っているので、1対1で抑えるのではなく、組織としてやろうとしていることを潰していくことがカギだと思っていた。選手たちはそれをしっかりと考えてやってくれたと思う。

2010年 4月24日(土)

本日行われたJ1第8節横浜FM戦は3-1で勝利しました。

【J1:第8節 横浜FM vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.04.24)
4月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第8節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (17:03/日産ス/43,025人)
得点者:21' イジョンス(鹿島)、30' 渡邉千真(横浜FM)、51' 小笠原満男(鹿島)、60' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:ハーフタイムでは修正を指示したのか。それとも、このままでいくようにと話したのか?
「非常にハーフタイムが重要になった試合だった。細かな部分で、ボール保持率を上げる作業、あるいは我々の好ましい状況に持っていくために、いくつかの細かな要素を試合中に伝えるのは難しかったので、ハーフタイムにやろうと考えていた。ハーフタイムに修正をかけて狙いをもっと明確にした。それがうまくいった。3点目のゴールが、その象徴的なものだった」

Q:F・マリノス相手に、特に注意した点は?
「F・マリノスを単純に紙の上で話すとすれば、まずビルドアップが正確に出来るし、中盤から前では個の能力の高い選手がたくさんいる。これを相手にしては難しい部分がある。1対1で対応するのは難しい。そこで組織で献身的に守備が出来るかというのがひとつのカギになると選手たちに話をした。それが出来たのではないかと思う。相手の攻撃に関しては、両サイドの攻撃参加が頻繁にあり、そこに兵藤が後ろから攻撃に厚みをかけてくる。前では中村、坂田、渡邉、山瀬とこれだけの攻撃力、破壊力がある攻撃陣である。全員がいかにして、ポイントとなるところ、また彼らの求めている形の部分でしっかりと集中して対応すれば、それほど怖くはないと話をした。また決定的な仕事が出来る選手が数名いて1人に絞ってというのは難しいので、組織で彼らがやろうとしているところをつぶしていくしかないと話した。それが運動量や献身ということ。守備は組織のためにやるというところがあって、それを選手が理解してやってくれた」

Q:ハーフタイムの具体的な指示は?
「基本的には、あまり細かな話をするのは好きではない。F・マリノスとは、まだ今シーズンの対戦も残っているのだから。ただ、その中の一つとしてあげるなら、彼らはかなり攻撃的な両サイドバックがいるというところで、攻撃に参加するのだから裏には大きなスペースが出来る。センターバック2枚とボランチが残っているとは言っても、サイドのスペースはがら空きになる。またF・マリノスは技術の高い選手がそろっているから、どうしても足もとでつなごうとするので、足もとに入ったタイミングでボールを奪えれば広大なスペースがある。そこで、これはどこの国に行っても同じだが、理論上、FWは当然センターバックより足が速いものだから、競争させたらクレバーなセンターバックがいると言ってもFWが勝つ確率の方が高くなる。そこを競争させればチャンスが増えるだろうと考えていた。それが、今日の3点目のようなシーンになると思っていた」


以上

【J1:第8節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.04.24)
●遠藤康選手(鹿島):
「1点取られたけれど、守備は結構安定していた。自分が出ている試合で勝ててうれしい。チームは優勝を狙っているので、今日勝てたことは大きいと思う」

●岩政大樹選手(鹿島):
「試合に入ってから風が吹き始めて、風のせいなのかボールがふわっと浮いたり変化する感じがあった。僕もヘディングするつもりで行ったら、ボールが浮いて後ろに抜けていた。その辺が難しいので、よりカバーリングを意識してやらないといけないと思っていた。
このところ勝ち切れない試合もあったが、落ち着いてやれればいいと思っていた。今日の試合で久しぶりにいい時のイメージが戻ってきた」

●マルキーニョス選手(鹿島):
「(リーグ通算100ゴールを達成して)人が記録を作るのはとても難しいことだと思うが、その記録を1つ作ったということに対しては率直にうれしい。サポーターには感謝の気持ちでいっぱいです。
引き続き、いいパフォーマンスでチームに貢献したい」


[ J1:第8節 横浜FM vs 鹿島 ]

鹿島は21分、小笠原満男のFKを相手ディフェンダーに競り勝ったイ ジョンス(写真中央)が頭で合わせて1点を先制した。

[ J1:第8節 横浜FM vs 鹿島 ]

勝越しを狙う鹿島は51分、右サイドの細かなパスワークからチャンスを作り、最後はマルキーニョスからのボールを小笠原満男(写真右から3人目)が決めてゴール。その後も追加点を奪った鹿島が3-1で横浜FMに勝利。小笠原は1ゴール1アシストの活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

[ J1:第8節 横浜FM vs 鹿島 ]

J通算100ゴールを決めたマルキーニョス(鹿島)。出場停止明けで3試合ぶりの出場となったが、1アシスト1ゴールの活躍で流石の存在感を示した。


ハーフタイムの修正力で勝利を掴んだ。
我等はまた歩み始めたのだ。

プレスを再確認

2010年04月24日 | Weblog
王者鹿島アウェー横浜戦で「俊輔包囲網」
 王者鹿島が24日のアウェー横浜戦で「俊輔包囲網」を敷く。相手の日本代表MF中村封じが勝利への鍵となる中で、DF内田篤人(22)は「アウェーだし、MFとDFがしっかり連係して守らないといけない」と話し、中盤と守備陣のプレスの重要性を説いた。

 リーグ戦3試合未勝利と勝ちきれていないが、持ち味の中盤と守備陣のプレスが機能不全に陥っていることが原因の1つ。そのため、今週は韓国メディアのテレビカメラの撮影を拒否してまで、プレスの戦術を入念に確認。クラブ関係者は「俊輔をしっかり挟みこめれば」と意図を説明した。

 23日の練習はセットプレーなどの軽いメニューで終了。DF岩政は「ここ数試合はゲームを支配できていない。それができるかが鍵」と明言した。鋭いプレスで俊輔を囲んで封じ込み、試合の流れを支配すれば、リーグ戦4試合ぶりの白星が見えてくる。

 [2010年4月24日8時54分 紙面から]

プレス戦術を再確認しFマリノスを抑え込むとのこと。
前節・広島戦では開幕戦以来の完封をし、守備が再構築されたと言える。
チーム全体が連動した堅い守備でアウェイでの勝ち点を奪取したい。

制空権を奪え

2010年04月24日 | Weblog
J1鹿島 きょう横浜M戦
2010/04/24(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
セットプレー注意 4試合ぶり勝利目指す
 Jリーグ1部(J1)第8節第1日は24日、各地で7試合を行い、鹿島は日産スタジアムで横浜Mと対戦する。キックオフは午後5時。リーグ戦4試合ぶり勝利を目指し、相手の得点源となるセットプレーには最大限の注意を払い、素早い攻守の切り替えを貫きたい。今季通算成績は3勝3分け1敗、勝ち点12で5位。
 前節のスコアレスドローで現在3試合、勝利から見放される。今節は日本代表司令塔・中村率いる横浜Mとの対戦とあって、注目度も高い。岩政が「そろそろ勝ちたい」と話せば、中田も「大きな問題があるわけじゃないけど、結果を出さないと。勝てば流れも良くなる」と勝ち点3を渇望する。
 注意すべきは相手のセットプレー。横浜Mは187センチ中沢、184センチ栗原のセンターバックをターゲットマンに、中村が正確なキックでゴールを演出する。既にリーグ戦で3アシストし、大きな得点パターンとなっている。


【写真説明】
活躍が期待されるセンターバックを組む岩政(右)と李正秀(左)=クラブハウスグラウンド


セットプレイにはセットプレイで対抗である。
岩政とイ・ジョンスにユダが飛び込むセットプレイで相手を圧倒したい。

先発はヤス

2010年04月24日 | Weblog
スタメン死守へ…鹿島・遠藤“背水の先発”
 鹿島のMF遠藤が24日の横浜戦でスタメンの座を懸けたラストチャンスに挑む。この日、練習の主力組に入った遠藤だが、最近の試合では運動量が少なく、自身が先発したリーグ戦は1勝2分け1敗。

 右ひざを痛めていたフェリペ・ガブリエルが20日の練習試合で軽快な動きを見せており、横浜戦のプレー内容次第では控えに回される可能性が高い。横浜のMF中村と同じ背番号25のレフティーは「そろそろ勝ちたい」と悲そう感を漂わせた。

[ 2010年04月24日 ]

ガブさんが先発復帰との報じたスポニチであったが、この試合ではヤスがスタメンとのこと。
二人のプレイスタイルは大きく異なり、ここで替えてしまっては戦術変更を余儀なくされる。
ここはこの一ヶ月馴染んできたヤスで勝利を掴みたいところ。
ヤスとしても、ここで大きな結果が欲しいであろう。
本山の足音も聞こえてきておる。
クオリティの高いプレイを維持出来ねば、サブどころかベンチ外もあり得る。
この試合は正念場である。
気持ちを込めてプレイして欲しい。
ヤスの左足に期待である。
三河守範頼は伊豆に下向したが、そのまま鎌倉に戻ることを許されず、事実上の配流に処せられた。

3TOPを抑えよ

2010年04月24日 | Weblog
鹿島・内田、初対決の俊輔を警戒
2010.4.24 05:00
 鹿島DF内田が23日、日本代表の同僚・MF中村俊輔との初対決に意気込みを見せた。「(パス回しに)緩急をつけられるからあの人がいると(試合に)リズムが出る。パスの精度も違うし、飛び道具(FK)もある」と警戒。チームはここ3戦勝ち星なしと足踏み状態だが、「今週はしっかりした練習ができた。ウチがやることは変わらない」とキッパリ。(鹿嶋市)

守備からの攻撃で4戦ぶり勝利だ…鹿島
 横浜M戦(24日)は守りで勝つ。鹿島は現在、リーグ戦で3試合未勝利(2分け1敗)。この1週間は中盤とDFラインの守備連係に費やしてきただけに、DF内田は「しっかり守っていく」と話し、「横浜みたいな良いチームに勝ち点3が取れれば勢いも出る」と守備からの攻撃で4試合ぶりの勝利につなげるつもりだ。またDF岩政は「試合を支配したい」と意気込んだ。
(2010年4月24日06時01分 スポーツ報知)

古豪のFマリノスとの対戦に守備陣は燃えておる。
相手は攻撃的な3TOPで来ると宣言しており、ここは受けて立つ側として気合いが入るのも頷ける。
アジアの壁で跳ね返し、得点機を狙いたい。
気持ちを込めて新横浜へ向かおうではないか。
曽我十郎は討ち死に、曽我五郎は誅せられ、その首は富士野に晒された。
頼朝は申した「曽我兄弟の仇討ち、鎌倉始まって以来の美談。後々まで孝道の鑑として語り継がれようぞ」

篤人、相手を警戒

2010年04月23日 | Weblog
俊輔さん以外も…鹿島内田が警戒警報!
 鹿島は23日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでアウェーの横浜戦(24日、日産ス)に備えて調整練習を行った。日本代表DF内田篤人(22)は横浜MF中村俊輔と初めて敵味方に分かれてピッチに立つことになるが「俊輔さんがいるとリズムが出る。ゆっくりできたり、速く攻めたり。ただ、俊輔さんは注意しなければならないけど、他の選手もレベルが高いから、しっかりケアしたい」と明言。昨季は1分け1敗と分が悪かった横浜との一戦に向け、警戒感を表した。
 [2010年4月23日19時15分]

Fマリノスを警戒する篤人である。
確かに日本代表選手も多く所属し、侮れぬ相手と言えよう。
気持ちを引き締め直したい。
とはいえ、我等は自分たちのサッカーをするだけある。
謙虚な姿勢は必要であるが、敵は己の中にあるのだ。
自分に勝って勝ち点を得たい。