鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Fマリノス戦報道

2010年04月25日 | Weblog
小笠原V弾、俊輔に快勝/J1

横浜MF中村(右)は鹿島MF小笠原(左)にゴールを決められ悔しがる
<J1:鹿島3-1横浜>◇第8節◇24日◇日産ス

 日本トップクラスの司令塔対決で、鹿島MF小笠原満男(30)が横浜MF中村俊輔(31)に「完勝」した。鹿島はアウェーで横浜に勝利。小笠原は前半21分にFKからDFイ・ジョンスの先制点をアシストすると、後半6分には決勝ゴールをマーク。1得点1アシストの活躍で、チームにリーグ戦4試合ぶりの勝ち点3をもたらした。

 日本代表の司令塔、中村になくて小笠原にあるもの-。横浜-鹿島戦の勝敗を分けたのは、カウンターの起点となる小笠原の守備力だった。

 前半40分。自陣中央でボールを持つ中村の懐に入り、腰を入れてボールを奪い取った。そこから鹿島得意の素早いカウンターが始まった。得点にこそならなかったが、守りに回っているように見えて、鹿島が必要なときに点を取れるのは、小笠原の働きが大きい。

 小笠原 (中村が)ボールを持つと横浜の選手みんなが追い越していくから、そこで(中村から)ボールを取れば(横浜の選手)3~4人を置き去りにできる。だから、そこを狙っていた。

 チームメートの日本代表DF内田が「(小笠原)満男さんは危ない時の空気を読める」と称賛する小笠原の守備力。06年ドイツW杯では攻撃的MFだったが、現在は守備的な位置を務める。「取れる時にしっかりボールを取り切って攻めにつなげることが大事」。相手が攻撃に入った時に中盤でボールを奪い、カウンターへの「スイッチ」となる攻守の切り替えの速さ、その能力は日本随一。W杯で日本の武器となり得る。

 日本代表MF中村との「直接対決」は、存在感で完全に上回った。前半21分にはFKからDFイ・ジョンスの先制点をアシスト。同点の後半6分には、マルキーニョスのクロスに後方からゴール前まで走り込んで決勝点をたたき出した。「相手のセンターバックが(外に)つり出されていたし、中が薄かったので、パスが来ると思って走り込んだ」と、冷静に振り返った。

 2月の東アジア選手権以来、代表からは遠ざかっている。「W杯のためにサッカーをやってはいない。でも、可能性は少ないけど、あると信じてやりたい。23人には入りたいけど、バックアップでもね。お金を払ってでもいきたいから。今はチームで頑張るしかない」。小笠原は不振の岡田ジャパンの救世主となる力を持っている。
【菅家大輔】
 [2010年4月25日8時57分 紙面から]



前半、競り合う横浜MF中村(左)と鹿島MF小笠原(撮影・鹿野芳博)

鹿島・小笠原V弾!俊輔との対決制した
2010.4.25 05:02

俊輔(右)を密着マークする小笠原。実に3094日ぶりとなる直接対決で、鹿島の司令塔が輝きを放った(撮影・財満朝則)
 J1第8節第1日(24日、横浜M1-3鹿島、日産スタジアム)リーグ4連覇を狙う鹿島は、主将のMF小笠原満男(31)が1ゴール1アシストと活躍し3-1で横浜Mに勝利。中村俊輔(31)との3094日ぶりの司令塔対決に完勝した。鹿島FWマルキーニョス(34)がJ1史上5人目となる通算100得点を達成した。清水は大宮を2-1で下し、磐田に0-1で敗れた浦和を抜いて首位を奪還した。浦和の連勝は4でストップ。川崎、G大阪は快勝。山形は京都に逆転勝ちした。

 王者の意地が、小笠原の意地が、敵地・横浜で強烈な輝きを放った。
 まず前半21分。左サイドからのFKで韓国代表DF李正秀の先制ヘッドをアシスト。そして1-1に追いつかれて迎えた後半6分だった。ゴール右からFWマルキーニョスがファーサイドへ放ったクロスに突進。左足でけり込んだ今季初ゴールが、4試合ぶりの白星を決めた。
 「(ボールが)来ることを信じて(ゴール左の位置に)入っていた。個人的な戦いではない。チームが勝ててよかった」
 相手の中盤の核は中村俊輔。“最高の司令塔”対決でもあったが、「ボクシングじゃないんだから」と、両者がクローズアップされたことを笑った。俊輔との直接対決は01年11月3日のアウェー戦以来3094日ぶり。負傷の影響か精彩を欠いた俊輔に対し、小笠原の存在感は際だっていた。
 俊輔がボールを持てば縦パスを期待して相手選手は前線へ駆け上がる。「そこで(ボールを)とれればチャンスになると思った」と逆に味方のカウンターを組み立て、豊富な運動量でチームに尽くした。
 欧州視察中の岡田武史監督(53)に代わって日本代表スタッフが視察。W杯メンバー当落線上にいる小笠原だが、02年日韓、06年ドイツ大会に続く3度目の大舞台を熱望する思いは、寡黙な男の胸を焦がすばかりだ。
 「可能性は低いかもしれないけど、ゼロではないと信じている。いいプレーをするしかない。バックアップでもいいから行きたい。ああいう試合を間近で見たい。お金を払ってでも行きたいぐらいの価値がある」
 切ないほどの思いと、ピッチで証明し続けるその力は、この日フランスにいた岡田監督に届くのか。
(丸山汎)


横浜M-鹿島 後半15分、J1通算100得点を達成し、ガッツポーズで喜ぶ鹿島・マルキーニョス=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半21分、ゴールを決めた鹿島・李正秀(右から2人目)を祝福するマルキーニョス(右端)、中田(左端)ら=日産スタジアム


横浜M-鹿島 後半、鹿島・小笠原(左端)と競り合う横浜M・中村=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半21分、ヘディングでゴールを決める鹿島・李正秀(奥)=日産スタジアム


横浜M-鹿島 後半、激しく競り合う鹿島・興梠(13)、横浜M・中沢(22)=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半、横浜M・中村(右)と競り合う鹿島・小笠原=日産スタジアム


横浜M-鹿島 前半、シュートを放つ鹿島・小笠原=日産スタジアム


どんな形でも…小笠原、W杯へ魂の一撃!

<鹿島・横浜>後半6分、中村俊(左)のプレッシャーをうけながらゴールをきめる鹿島・小笠原(右)
Photo By スポニチ

 【鹿島3―1横浜】鹿島はW杯メンバー入りを狙うMF小笠原満男(31)の1得点1アシストの活躍などで快勝した。1―1の後半6分にFWマルキーニョス(34)からの右クロスを小笠原が今季初得点となる決勝弾を決め、横浜の日本代表MF中村俊輔(31)との司令塔対決を制した。チームも3月27日の山形戦以来、4試合ぶりに勝利した。

 MF小笠原が3大会連続のW杯出場へ、望みをつなぐ一撃を決めた。1―1の後半6分にFWマルキーニョスからの右クロスをファーサイドで左足で合わせて勝ち越し。前半21分にはFKからDF李正秀の先制点をアシストするなど、J屈指の司令塔対決となった一戦で横浜・MF中村以上の存在感を示した。文句なしの活躍を見せた試合後、W杯への思いを聞かれるとせきを切ったように熱い思いを打ち明けた。

 「(2月の東アジア選手権以降は)代表に入れていない現実は理解している。でも、中盤に体調がベストじゃない選手もいる。可能性は高くないけど、最後まで信じてやりたい。(23人の)正メンバーに入れるに越したことはないけど、ああいう(W杯の)試合はなかなか見ることはできない。お金を払ってでも行きたい価値のあるもの」

 仮にバックアップ要員だったとしても構わない。過去W杯2大会に参加した小笠原が、W杯メンバー入りへの強いこだわりを見せた。

 今年1月にW杯ドイツ大会以来、約3年半ぶりに日本代表に復帰。人見知りな性格だが、自ら「新人のおっさん」と名乗って積極的に周囲とコミュニケーションを図り、コンセプト吸収に努めた。だが、東アジア選手権では本職のボランチではない2列目での起用に実力を発揮できず、それ以降の招集はなし。「全く知らないところから入って分かった部分もあったけど、残念。もう少し試合に出られれば良かった」。出場は香港戦だけの1試合、わずか62分間。アピールが不完全燃焼に終わり、無念さをにじませた。

 5月10日のメンバー発表まで、鹿島での公式戦は3試合。「状況も状況だし、まずはチームで頑張るしかない」。その熱い魂で、W杯メンバーへの扉をこじ開ける。

[ 2010年04月25日 ]

“らしさ”満点!マルキJ通算100ゴール達成

<鹿島・横浜>後半15分、ゴールをきめ喜ぶ鹿島・マルキーニョス(手前は横浜GK飯倉)
Photo By スポニチ

 【鹿島3―1横浜】退場処分を受けた4日の仙台戦から3試合ぶりに復帰した鹿島のFWマルキーニョスが、史上5人目となる通算100得点を達成した。

 後半15分にGK曽ケ端のロングスローを受けたMF野沢からパスを受けると、1トラップで横浜の日本代表DF中沢を振り切って右足シュート。3人で計5タッチの鮮やかな速攻で貴重な追加点を奪った。

 3月末に父が急死したが、葬儀に間に合わず帰国を断念。その間も心配する仲間を気遣って明るく振る舞ってきた。横浜、清水などを渡り歩いたJ10年目のストライカーは「このゴールを今まで育ててくれたクラブやサポーターにささげたい」と笑顔で話した。

 ≪史上5人目≫鹿島FWマルキーニョスが史上5人目のJ1通算100ゴールを達成。初ゴールは東京V時代の01年8月25日の名古屋戦。また、鹿島での通算ゴールがちょうど半分の50ゴール目。鹿島の通算得点では長谷川(89)柳沢(80)小笠原(59)マジーニョ(52)に次いで、アルシンドと並ぶ5位タイ。

[ 2010年04月25日 ]

元ユーベ監督フェラーラ氏、横浜―鹿島戦を観戦
 【鹿島3―1横浜】元イタリア代表DFで、ユベントス前監督のチロ・フェラーラ氏(43)が横浜―鹿島戦を観戦。鹿島のMF小笠原について「ゲームをうまくコントロールし素晴らしい試合をした。質も高い」と称賛した。

 W杯メンバーの当落線上にいることを知らされると「それは(岡田)監督が決めること。でも、代表と鹿島のシステムが同じなら、彼は必要な戦力だと思う」と話した。一方、セリエAで何度か対戦した横浜のMF中村については「体調がベストでないのは見て分かる。でも、彼の質の高いプレーは代表には欠かせないはずだ」と話していた。

[ 2010年04月25日 ]

小笠原、南アへアピール弾「お金を払ってでも行きたい」…鹿島

後半6分、ゴールを決めイレブンと喜び合う鹿島・小笠原(左から4人目、右端は横浜M・中村俊)
 ◆J1第8節 横浜M1―3鹿島(24日・日産スタジアム) 鹿島MF小笠原満男(31)が、横浜M戦で先制アシストと決勝ゴールを決める大活躍を見せた。試合も敵地で3―1と快勝し、4試合ぶりの勝ち点3。W杯日本代表メンバー入りを最後までアピールし続ける。

 存在感が際立った。前半21分、MF小笠原は40メートルの右足ロングクロスでDFイ・ジョンスの先制点を引き出すと、同30分にはFWマルキーニョスのクロスを左足で合わせて決勝弾。「勝てていない中で、勝ちたい気持ちをプレーに出せた。結果が出て良かった」。横浜Mの日本代表センターバックコンビを相手に1得点1アシスト。4戦ぶりの勝利を導き、晴れやかな表情を浮かべた。

 攻撃だけではない。前半40分には体を入れて相手MF中村俊からボールを奪い、決定機につなげた。「相手は俊さんにボールが入ると、選手が追い越していく。そこで奪えれば相手を置いていけるし、チャンスになる」。その後も再三マークにつき、気持ちごとぶつかるように守った。「ボクシングじゃない」と話す通り個人勝負ではないが、日本代表エースを沈黙させた。

 W杯への思いが日に日に強まる。最終候補に名を連ねるが、最近の日本代表戦2試合は招集されていない。「厳しいことは理解している」と自覚しながらも「可能性はゼロじゃない。正メンバーに入れることに越したことはないけど、バックアップでも入れるのなら入りたい。お金を払ってでも行きたい」と思いのたけをぶちまけた。

 鹿島では、今季新加入のイがチームに慣れるようにと食事に誘った。公式戦デビューを控えたMF小谷野には、試合中にもかかわらず「しっかり体を動かせ」とベンチへ叱咤(しった)。この試合も、3点目が入った後、「サボらず前に行くぞ」と叫んだ。ピッチ以外でもチームにプラスアルファをもたらすことができる真のリーダー。岡田監督が「必要」と気づくまで結果を残し続ける。

(2010年4月25日06時03分 スポーツ報知)

J1鹿島、4戦ぶり白星
 J1鹿島は24日、日産スタジアムで横浜Mと対戦し、FWマルキーニョスがリーグ通算100得点を決めるなど3-1(前半1-1)で、リーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。
 鹿島は前半21分、FKからDF李正秀がヘディングシュートを決めて先制。その後同点に追い付かれたが、後半6分にMF小笠原が勝ち越し点を挙げると、15分にもマルキーニョスがダメ押しした。


【写真説明】
横浜M-鹿島 4試合ぶりに勝ちサポーターの声援に手を上げてこたえる鹿島の選手たち=日産スタジアム


小笠原満男の代表復帰を推す各紙である。
篤人のコメントを報じるニッカンと小谷野を気遣う満男を報じる報知は頑張ったと言えよう。
とはいえ、今回はチロ・フェッラーラ氏について報じたスポニチに軍配を上げたい。
彼の申すように日本代表のシステムを鹿島と同様にし、小笠原満男を起用すべきであろう。

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-04-25 10:53:41
文字通り、可能性はゼロでは無い。
最後まで何が起きるかわからない。
最後まで諦めない。
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Unknown (武蔵)
2010-04-25 14:44:24
満男は最高ですね。
本当に気持ちが伝わってきます。

満男だけでなく、本来は野沢や浩二、新井場、伊野波、曽我畠だって呼ばれてしかるべき選手ですよね。

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Unknown (m.k)
2010-04-25 15:45:06
小笠原と中田のWボランチで呼んで欲しい!
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