無知の知

ほたるぶくろの日記

家事は科学だ!11 -台所洗剤の巻-

2019-11-10 08:56:37 | 生命科学
2年くらい前、いつも使用している台所用洗剤がいつもの購入先で急に見当たらなくなりました。仕方がないので、某大手通販サイトで買おうと思ったら、やたらに値段が高くなっている。

ひょっとして、と思い製造元のHPを観てみると、、
何と「3月で製造販売終了」とありました。

その洗剤の売り上げ成績など知る由もありませんが、少なくとも私は多分10年くらいは使用していました。とても洗浄力も強いし、香りもよし。手あれも少なく、私にとってはこれまででベストな洗剤でした。浸け置きしておけばかなりの油汚れが浮き、薄めた液を作るとそれでかなり多くのものを洗うことができました。

え〜! なんで〜!?
とはいっても、製造終了ではどうにもならず、仕方がないので次の台所洗剤を探すことにしました。丁度その頃別の会社で新製品が出たところだったので、それを試すことに。

香りがいくつもあったので、とりあえず無香料を含め3種類試し、ベストをチョイス。今に至ります。新しい洗剤は浸け置きに威力を発揮していますが、薄めた液では洗浄力が極端に落ちます。使い方は以前の洗剤からかなり変える必要がありました。

そんなこんなしているうち、そういえば過去に研究所で「ある会社」の台所洗剤を使っていたことを思い出しました。当時、使っていていい感じなので、その洗剤の製造会社をみると、おや?と思う会社でした。クレンザーでは有名ですが、台所洗剤も製造しているとは知らなかった。その製品、市中ではあまりみかけないものの、研究所ではそれが共同購入されており、しかも結構良かったのです。

で、ひょっとしてまだあるのか調べてみました。
すると、なんとまだ現役。しかもクレンザー等も絶賛販売中です。驚くべきはパッケージが全く変わっていないこと。凄いな。と思いました。

くるくると製品を統廃合し、変えて行く企業あり、全く同じものを半世紀以上作り続ける企業あり。企業の選択も様々です。しかし、少なくとも、この企業は同じものを作り続けていて、問題なく(かな)続いている。ひょっとして、私、こちらの製品を使おうかな、と現在検討中です。


東京国立博物館の酔芙蓉。もう季節の終わりですね。曇りで暗くて色がよくわかりません。残念。

一つは最近使い始めた新しい洗剤が今ひとつ気に入らないこともありますが、歴史の長い製品は安全に対する安心もあるからです。

以前書いたかもしれませんが、石けんで目を見張るような体験をしました。子どもが顔に吹き出物のようなものができ、石けんで丁寧に洗っても治りませんでした。それでは、ということで刺激の弱い石けんやら、いろいろ配合されている石けんやら、大分お高いものも試しました。

ところが良くならない。

困ったな、と思っていたところ、ネット上でどなたかが「牛乳石けんで良くなった!」と書かれていたのでした。

これがまさにビンゴ。子どもの吹き出物はすっかり綺麗になったのでした。敏感肌で、いろいろ配合されているものが良くなかったのかもしれません。シンプルで長く使われている製品の実力を思い知らされたことでした。

と、いうことで、台所洗剤もひょっとして、と思っているところです。試したら、また結果を書いてみたいと思います。