先週とうとう寝込むことになりました。土、日曜日は鼻水が出て、頭が若干重いなあ、と思うくらいでした。それが日曜日の夕方から本格的に頭が痛くなり、熱が出てきました。いかにも副鼻腔辺りが炎症をおこしている、という感じの痛みと熱感の場所でした。
全身ではなくて、頭頂部から耳にかけての部分が熱を帯びて重怠い感じ。そこを冷やすと気持ちいいのですが、冷やし過ぎますと気分が悪くなります。冷やしたり、止めたり、を繰り返していました。
月曜日の朝は頭痛がピークでした。全身状況は悪くないものの、熱っぽい。
ということで思い切って休むことにしました。本当はその日もいろいろ用はあったのですが、先週は火曜日以降は休めない状況でしたので、大事をとりました。
これは効果がありました。火曜日、完全ではないものの気管支への拡大はなさそうで、喉の痛みもなく咳もない。 ほっとしました。
先日の上野。紅葉が始まっていました。
ウイルスの種類にもよりますが、鼻風邪の場合は鼻の症状が治まった後の養生が肝腎です。暖かくして、栄養と休息が大事。そこで無理をすると呼吸器へ影響がきます。
今回もそれが一番心配だったので、その後もできるだけ無理な動きはしないようにしていました。ウイルスが制圧されても、体力が落ちますと日和見菌が悪さを始めたりするのです。皆様もお気をつけ下さい。一度熱が下がってからの追加の養生が大事です。
私はお陰さまでなんとか先週を乗り切りました。この週末はぐったりしていて、さらに養生しています。風邪のウイルスはアデノ、エンテロ、などなど、何種類もありますが、原因ウイルスを自身の免疫力が駆逐する以外の治療法はありません。
自身の免疫力のみが頼りなので、それを最大限援助するのが最良の「治療」ということになります。感染につきものなのは炎症。サイトカインによる様々な症状がでます。痛みと熱が主なものですが、熱を持っているところを緩やかに冷やすことで大分楽になります。
熱が下がったら、栄養と休息。このとき体力は落ちています。いわゆる病み上がり。ウイルスはいなくなりましたが、免疫力はウイルスへの対応向けになっています。
いつもは増殖が抑制されている他の微生物にとってはまたとないチャンス。彼らにやられないように十分注意する必要があるのです。それゆえ、栄養と休息。ウイルスとの闘いで消耗した体力(免疫力)が回復するまで、約一週間はそっと過ごす必要があるようです。
今回、病み上がり期間を十分に休息できなかったのですが、まわりの方のヘルプと幸い身体を動かす仕事ではなかったことで何とかなりました(と思う)。ふう。
ちなみに喉が痛くなった場合はシリアスであるべきです。熱が下がった後の養生は徹底した方が良いかと。悪くすると肺炎をおこします。
病院へも適当な時期にお出かけください。症状を抑えることは一概に悪いことばかりではありません。症状の悪化が命の危険を招くこともありますので。
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