無知の知

ほたるぶくろの日記

春の自律神経失調

2017-03-10 07:47:59 | 日記

春先、まだ桜の咲かない頃、調子の悪くなることがあります。

もっぱら食欲不振、不眠。若い頃は夜中じゅう本を読んで過ごすこともありました。夜家族が寝静まった中で1人本を読むのはなかなか素敵な時間でした。そうこうしているうちに空が白んできて、朝日が差し込んで来る頃になっても、ちっとも眠気はやってきませんでした。

そのままぼーっとした頭のまま次の日は一日を過ごし、その夜は良く眠れたような気がします。何日も不眠が続くことはなかったので、病気ではないんだろうな〜とは思っていました。

その後、いろいろな問題を抱えている中で春を迎えると、今度は食べる方にも異変が出てきました。何となく、食欲が無くなってしまうのです。殆ど一日食事をしないで過ごしたこともあって、その後気をつけずに揚げ物などを食べると、気分が悪くなって大変だったこともあります。

最近も食欲不振気味で、春だからかな、と思っていました。胃腸の調子が今ひとつ。あまりお腹がすいたと思えなくて困っていました。そして昨夕。久しぶりに不眠になりました。何時もですと、横になって10分もすれば寝入っているのですが、ちっとも眠くならない。

春になって、気温も不安定。陽も高くなって代謝が不安定になるようです。何時もと違う身体の調子を感じますが、これもまた自然な現象。淡々と「春だな〜」と思って受け入れます。自律神経もそろそろ夏に向けて舵を切らねば、と焦っているんでしょうか。見守って大事にして行きます。


ものつくり

2017-03-05 14:40:50 | 日記

この30年くらいの家電、様々な電気製品、PCなどをつくっていた会社の動きを感慨深く思い返していました。今は残念なことにすっかり輝きを失ってしまっています。

つくづくもの作りという仕事には「安住」というものが無いのだな、と思いました。どんどん変化する生活形態と環境、特に現代ではエネルギー供給の形態自体も変わろうとしています。洋服も次々に新しい素材が出て来ていますし、それにあったデザインが作られなくてはいけません。縫製の仕方もかわってくるでしょう。

その一方で、伝統も守って行きたい。伝統的な技術の中には思いもかけない新しい発見があります。安易に捨てられるべきものではない。

今はそのバランスの維持の仕方について真剣に考えるべきときかもしれません。

伝統を守って行く都市と最先端の技術に乗ってめまぐるしく替わって行く都市が共存するこの国は奇跡のようです。今の若い方が新しいもの作りの製品を使いこなしつつも、伝統的な製品に接し、感動している姿を最近ときどき見掛けます。

そんな時はとても明るい気持ちになります。まだまだ行けるかなと思えるのです。